胴(どう)を据(す)・う
腹をすえる。覚悟を決める。「弁七—・ゑて闇になる夜を待って」〈浮・娘気質・四〉
泥(どろ)を被(かぶ)・る
不利を覚悟の上で役目を引き受ける。「一人が—・って騒ぎを収める」
なま‐うかび【生浮かび】
十分な覚悟をもたずに仏道に入ること。「—にては、かへりて悪しき道にも漂ひぬべくぞ覚ゆる」〈源・帚木〉
背水(はいすい)の陣(じん)
《「史記」淮陰侯伝の、漢の名将韓信が趙(ちょう)の軍と戦ったときに、わざと川を背にして陣をとり、味方に退却できないという決死の覚悟をさせ、敵を破ったという故事から》一歩もひけないような絶体絶命の...
腹(はら)が決(き)ま・る
覚悟ができる。決心する。「候補に立つ—・る」
腹(はら)がで・きる
1 腹ごしらえができる。また、満腹する。「—・きたら仕事にかかろう」 2 考えがまとまって、動じなくなる。覚悟ができる。また、度量がそなわる。「いつでも辞表を出す—・きている」
腹(はら)を固(かた)・める
覚悟を決める。「会社を後輩にまかせる—・める」
腹(はら)を決(き)・める
決心する。覚悟をする。「転職することに—・めた」
腹(はら)を切(き)・る
1 切腹する。 2 責任を取って辞職する。「失敗したら—・る覚悟だ」 3 おかしさに堪えきれず、腹のよじれるほど大笑いする。「離れ給ひしもとの上は、—・りて笑ひ給ふ」〈竹取〉
腹(はら)を括(くく)・る
覚悟を決める。「—・って審理を待つ」