おや‐ゆび【親指】
1 手足の指で、いちばん太い指。拇指(ぼし)。拇趾(ぼし)。 2 《1で表し示すところから》俗に、亭主・親方・主人などのこと。「—は御不在で?」〈木下尚江・良人の自白〉
かしら【頭】
[名] 1 人間や動物の首から上の部分。あたま。こうべ。「尾—つき」「—、右」「—に霜を置く」 2 髪の毛。頭髪。「—を剃(そ)る」 3 物のいちばん上、または先の部分。先端。「八歳を—に三人...
き‐の‐どく【気の毒】
[名・形動](スル)《もと、自分の気持ちにとって毒になることの意で、「気の薬(くすり)」に対する語》 1 他人の不幸や苦痛などに同情して心を痛めること。また、そのさま。「お—に存じます」「—な境...
こ‐かた【子方】
1 親方に従属して、その支配・保護・指導を受けるもの。子分。⇔親方。 2 能で、少年の演じる役。また、その少年。子供の役をそのまま演じる場合と、大人の役を演じる場合とがある。
こども‐や【子供屋】
1 江戸時代、男色を売る歌舞伎子を置いていた家。陰間(かげま)茶屋。子供茶屋。子供宿。「—の親方ども申し合はして日を定め」〈浮・禁短気・二〉 2 主に江戸深川で、遊女を抱え置いた家。遊女の置屋。...
これ‐ざた【此れ沙汰/是沙汰】
もっぱらのうわさ。大評判。「—になりて、親方堰(せ)けども、それも構はず身を捨てて」〈浮・一代男・四〉
し‐おき【仕置き】
[名](スル) 1 (多く「おしおき」の形で用いる)こらしめのために罰すること。特に、子供などに体罰を加えてしかること。「いたずらっ子をお—する」 2 江戸時代、刑罰に処すること。特に死刑にする...
しがら・む【柵む/笧む】
[動マ四] 1 絡みつく。まとわりつく。また、絡みつける。「親方の情(なさけ)に—・まれて」〈透谷・「歌念仏」を読みて〉 2 しがらみ1をつくる。「涙川流るるあとはそれながら—・みとむる面影ぞな...
し‐こみ【仕込み】
1 教え込むこと。しつけ。教育。「親方の—がいい」 2 商店などで、商品を仕入れること。また、飲食店などで、材料を下ごしらえすること。「魚河岸に—に行く」「早朝から—にかかる」 3 醸造業で、原...
しに‐ちょう【死に帳】
払ってもらえる当てのない売掛金を記しておく帳面。「親方の確かに知らぬ売り掛けは—に付け捨て」〈浮・胸算用・三〉