まくら‐ことば【枕詞/枕言葉】
1 昔の歌文、特に和歌に用いられる修辞法の一。一定の語句に冠してこれを修飾し、または語調を整える言葉。普通は5音、まれに3音・4音などのものもある。「あしひきの」「たらちねの」「ひさかたの」など...
まにあい‐ことば【間に合ひ言葉】
その場のがれの出まかせの言葉。「問ひ詰められて、—」〈浄・博多小女郎〉
みくに‐ことば【御国言葉/御国詞】
日本語。漢語に対する、やまとことば。
みやび‐ことば【雅び言葉】
「雅び言(ごと)」に同じ。
むしゃ‐ことば【武者言葉/武者詞】
戦国時代、武士社会で使用された言葉。また、戦場で武士が使用した言葉。
もさ‐ことば【もさ言葉】
近世の関東方言のこと。文末に間投助詞の「もさ」を付けたところからいう。江戸で奴(やっこ)ことばとしても使われた。
もじ‐ことば【文字言葉/文字詞】
女房詞のうち、ある語の頭の一音ないし二音に「もじ」という語を付けたもの。「かもじ(=髪)」「そもじ(=そなた)」「はもじ(=はずかし)」「ゆもじ(=湯巻)」など。
やさしいことば【やさしい言葉】
石垣りんの第4詩集。昭和59年(1984)刊行。
やすめ‐ことば【休め言葉】
詩歌などで、特に意味はないが、調子を整えるために置く言葉。休め字。「山の山鳥」の「山の」のようなもの。
やっこ‐ことば【奴詞】
江戸時代、奴2や侠客(きょうかく)が使った言葉。「涙」を「なだ」、「冷たい」を「ひゃっこい」、「事だ」を「こんだ」という類。六方詞(ろっぽうことば)。