あまつかみ‐の‐よごと【天つ神の寿詞】
「中臣(なかとみ)の寿詞(よごと)」に同じ。
あま‐つ‐のりと【天つ祝詞】
祝詞を褒めたたえていう語。「—の太祝詞事(ふとのりとごと)を宣(の)れ」〈祝詞・六月晦大祓〉
あめつち‐の‐ことば【天地の詞】
平安初期の、手習いの教材。仮名48文字を重複しないように使って作ったもの。「あめ(天)つち(地)ほし(星)そら(空)やま(山)かは(川)みね(峰)たに(谷)くも(雲)きり(霧)むろ(室)こけ(苔...
いさなとりえことば【勇魚取絵詞】
江戸後期の書。国学者小山田与清(おやまだともきよ)による文政12年(1829)の跋(ばつ)があるが、著者未詳。天保3年(1832)刊。肥前国松浦郡生月(いきつき)島の益富又左衛門正弘の捕鯨と鯨処...
いみ‐ことば【忌み詞/忌(み)言葉】
1 宗教的な理由から、また縁起をかついで、使うのを避ける言葉。古くは斎宮で「仏」「経」などを、民間で婚礼のときに「去る」「帰る」、正月の三が日に「坊主(ぼうず)」「箒(ほうき)」などを忌んだ。 ...
いるま‐ことば【入間詞】
言葉の順序を逆に言ったり、反対の意味の言葉を言ったりすること。「花の雲」を「雲の花」、「深し」を「浅し」というなど。入間川が逆流した伝説に基づくとも、入間地方で多く用いられるからともいわれる。逆...
いれこ‐ことば【入れ子詞】
「入れ詞(ことば)」に同じ。
いれ‐ことば【入れ詞】
ある語を構成する各音ごとに他の音をはさみこみ、特定の人だけに通じるようにした一種の隠語。例えば、「やきもち」に「し」を入れて「やしきしもしちし」、「かね(金)」にカ行同段の音を入れて「かかねけ」...
うた‐ことば【歌詞】
日常語・散文には用いられず、主に歌中に使われる言葉。歌語(かご)。
え‐ことば【絵詞】
1 絵巻物で、絵を説明するために書き添えた文章。絵巻物の詞書(ことばがき)。絵解き言葉。 2 詞書のついている絵巻物。