よろこび【喜び】
《原題、(イタリア)L'Allegria》イタリアの詩人、ウンガレッティの詩集。初版は1931年刊行。決定版はモンタドーリ社版全詩集「ある男の生涯」の第1巻として、1942年に刊行。
よんせんのひとよる【四千の日と夜】
田村隆一の処女詩集。昭和31年(1956)刊。昭和20年(1945)の敗戦から10年間(約4000日間)に創作された詩作品をまとめたもので、戦後詩を代表する作品の一つ。
らくえんとペリ【楽園とペリ】
《原題、(ドイツ)Das Paradies und die Peri》シューマンのオラトリオ。1843年作曲。アイルランドの詩人トマス=モアの詩集「ララルーク」所収の同名の詩に基づく。天国とペリ。
らくえんのかげ【楽園の影】
《原題、(スペイン)Sombra del paraíso》アレイクサンドレの詩集。1944年刊。辛く厳しい現実から逃れて、死や苦しみのない美の楽園を希求する想いをうたう。
らっかさん【落下傘】
金子光晴の詩集。昭和23年(1948)刊。第二次大戦中に書きためられた反戦詩を収める。
らんていじょ【蘭亭序】
王羲之(おうぎし)が蘭亭の会のときに成った詩集「蘭亭集」に行書で書いた序文。原本は唐の太宗の陵墓に殉葬されたとされるが、種々の模本が伝わり、蘭亭帖(じょう)・禊帖(けいじょう)ともよばれて行書の...
りゃくれき【略歴】
石垣りんの第三詩集。昭和54年(1979)刊行。同年、第4回地球賞受賞。
りゅうきゅうしょとうふうぶつししゅう【琉球諸島風物詩集】
佐藤惣之助の詩集。大正11年(1922)に沖縄・台湾を旅行した際の経験をもとに書かれた作品集。同年12月刊行。
りょううんしゅう【凌雲集】
平安初期の日本最初の勅撰漢詩集。1巻。嵯峨天皇の命により、小野岑守(おののみねもり)・菅原清公らが撰。弘仁5年(814)成立。延暦元年(782)から弘仁5年までの作者24人の詩91首を収める。凌...
リラのはな【リラの花】
与謝野鉄幹による訳詩集。大正3年(1914)刊行。「三田文学」「スバル」などの雑誌に掲載、紹介してきたヨーロッパの現代詩の日本語訳をまとめて出版したもの。