けいしそうかん【警視総監】
警視庁の長官。東京都公安委員会の管理の下に警視庁の事務を統括する。任免は、国家公安委員会が都公安委員会の同意を得、内閣総理大臣の承認を得て行う。→警察本部長 [補説]警視総監は職名であると同時に警察官の階級の一つでもある。警視監の上に位し、警察法の定める警察官の階級では最上位。定員は1人。一般職の国家公務員。ただし、国の警察機関である警察庁を統括する警察庁長官の方が警視総監よりも上位である(警察法では警察庁長官の階級は規定していない)。
けいしちょう【警視庁】
東京都を管轄区域として、管内の警察行政をつかさどる官庁。東京都公安委員会が管理し、警視総監を長とする。明治7年(1874)設置され、昭和29年(1954)現行の体制となる。
けいしかん【警視監】
警察官の階級の一。警視総監に次ぐ2番目の地位で、警視長の上に位する。定員は38人。一般職の国家公務員。役職は、警察庁の次長・局長・部長・審議官、警視庁の部長、道府県警察本部の本部長など。