ごほう‐どうじ【護法童子】
⇒護法天童
ごま【護摩】
《(梵)homaの音写。焚焼(ふんしょう)・火祭りの意》密教で、不動明王や愛染(あいぜん)明王などの前に壇を築き、火炉(かろ)を設けてヌルデの木などを燃やして、煩悩(ぼんのう)を焼却し、併せて息...
ごま‐ぎ【護摩木】
1 護摩修法のとき、火炉に投じて燃やす木。乾燥した木を段々に切った壇木(だんもく)と、生木である乳木(にゅうもく)の2種がある。 2 《護摩で燃やすところから》ヌルデの別名。
ごま‐だん【護摩壇】
護摩をたく炉を据える壇。大壇、円形の水壇、木製の木壇の3種があり、日本では木壇を用いる。炉壇。
ごまだん‐ざん【護摩壇山】
和歌山県北東部、田辺市龍神村五百原と奈良県吉野郡十津川村の県境にある山。標高1372メートル。日高川の水源地。隆起準平原で、山頂に平坦面がある。かつて修験者(しゅげんじゃ)の道場だった。南西麓は...
ごまだん‐の‐ふどう【護摩壇の不動】
1 護摩堂の本尊としてまつる不動明王。 2 護摩をたく煙で黒ずんでいる不動明王の像のように、黒くて恐ろしそうな顔をした人。
ごま‐どう【護摩堂】
真言宗などの寺院で、護摩をたき修法を行うための仏堂。本尊は不動明王か愛染明王。
ごま‐の‐はい【護摩の灰/胡麻の蠅】
昔、旅人の姿をして、道中で、旅客の持ち物を盗み取ったどろぼう。高野聖(こうやひじり)のなりをして、弘法大師の護摩の灰だといって押し売りして歩いた者があったところからの名という。ごまのはえ。
ごま‐ふだ【護摩札】
護摩をたいて祈り、本尊の霊験を宿らせたとする護符。
ごま‐ろ【護摩炉】
護摩壇の中央に設けた、護摩木をたく火炉。