かばくん
岸田衿子の文、中谷千代子の絵による絵本作品。動物園のカバの一日を描く。昭和37年(1962)「こどものとも」誌に掲載。単行本は昭和41年(1966)刊行。ドイツ児童図書賞受賞。
禍福(かふく)を擅(ほしいまま)に・す
権威を濫用して、勝手に人を賞したり罰したり、退けたり引き上げたりする。
かぶとくび【兜首】
大池唯雄の短編小説。昭和13年(1938)発表。同年、「秋田口の兄弟」とあわせ第8回直木賞受賞。
かべ【壁】
安部公房の小説。3部からなる。昭和26年(1951)発表、第1部の「S・カルマ氏の犯罪」は同年芥川賞を受賞。
岡松和夫の小説。昭和34年(1959)、文学界新人賞受賞。
かべのはな【壁の花】
今官一の短編小説集。昭和31年(1956)刊行。同年、第35回直木賞受賞。
か‐ほう【過褒】
褒めすぎること。過賞。「その批評は—の気味がある」
かまくらのおばさん【鎌倉のおばさん】
村松友視の小説。平成9年(1997)刊行。祖父かつ養父である村松梢風の内縁の妻の死をきっかけに、自身の複雑な生い立ちを振り返る私小説風の作品。第25回泉鏡花文学賞受賞。
かます【魳/魣/梭魚/梭子魚】
スズキ目カマス科の海水魚の総称。体は長紡錘形で、吻(ふん)が突出し、強い歯をもつ。本州の中部以南ではアカカマスのほか、ヤマトカマス・アオカマスを産する。全長50センチ以下で、干物にして賞味。南方...
かまたこうしんきょく【蒲田行進曲】
つかこうへいの戯曲。映画撮影所を舞台に、3人の男女の愛を描く。昭和55年(1980)、劇団つかこうへい事務所が初演。翌昭和56年(1981)、作者本人により小説化され、第86回直木賞受賞。また昭...
かみ【神】
1 信仰の対象として尊崇・畏怖(いふ)されるもの。人知を超越した絶対的能力をもち、人間に禍福や賞罰を与える存在。キリスト教やイスラム教では、宇宙・万物の創造主であり、唯一にして絶対的存在。「—を...