みっ‐きょう【密教】
大日如来を本尊とする深遠秘密の教え。加持(かじ)・祈祷(きとう)を重んじる。7、8世紀ごろインドで起こり、唐代に中国に伝わり、日本には平安初期に空海・最澄によって伝えられ、貴族などに広く信仰され...
み‐な‐もと【源】
《「な」は「の」の意の格助詞。「水(み)の元(もと)」の意》 1 川の水などの流れ出るもと。水源。「この川は—を北アルプスに発する」 2 物事の起こりはじめるもと。起源。根源。「諸悪の—」
みゃくなし‐びょう【脈無し病】
大動脈に炎症が起こり、内腔が狭くなって血液が流れにくくなるため、手などの脈が触れなくなる病気。眼底血圧の低下やめまい・高血圧などの症状もみられる。若い女性に多い。高安(たかやす)病。大動脈炎症候群。
ミューオンしょくばい‐かくゆうごう【ミューオン触媒核融合】
《「ミュオン触媒核融合」とも》ミュー粒子(ミューオン)を利用した核融合反応。低温核融合の一つ。加速器で発生させたミュー粒子を重水素や三重水素の分子にあてると、水素原子の周りを回る電子が負の電荷を...
みんぞく‐かいほううんどう【民族解放運動】
植民地・従属国などで、抑圧されている民族が、他民族・他国家の支配・干渉を排除して、民族の独立を実現しようとする運動。19世紀の欧米諸国に起こり、第二次大戦後のアジア・アフリカ諸国で広く行われた。...
みんぞく‐がく【民俗学】
民間伝承の調査を通して、主として一般庶民の生活・文化の発展の歴史を研究する学問。英国に起こり、日本では柳田国男・折口信夫(おりくちしのぶ)らにより体系づけられた。フォークロア。
むし‐の‐しらせ【虫の知らせ】
よくないことが起こりそうであると感じること。
むずむずあし‐しょうこうぐん【むずむず脚症候群】
夕方から夜にかけて、静かに座っている時や横になっている時に、下肢を中心に、むずむずするような不快な感覚が起こり、じっとしていられなくなる病気。睡眠障害の原因となる。レストレスレッグス症候群。下肢...
めいそうしんけい‐はんしゃ【迷走神経反射】
外界からの刺激が、迷走神経の求心性線維を介して脳の中枢に伝わり、遠心性線維によって末梢の臓器や効果器に防衛反応が生じること。 [補説]気管に刺激を受けたとき、声帯の閉鎖に続いて急激な呼吸運動が起...
メヌエット【(ドイツ)Menuett】
フランスに起こり17、8世紀ヨーロッパの宮廷で流行した典雅な舞踏および舞曲。三拍子で中庸の速度をもち、のちには器楽曲の楽章にも用いられた。ミニュエット。