おえら‐がた【御偉方】
身分や地位の高い人たち。多少ちゃかした言い方。「—が出席する」 [補説]作品名別項。→おえら方
おおき‐おまえ【大御前】
身分の高い人の中でも年齢・地位が上のほうの人を敬っていう語。「—の御覧ぜざらむほどに」〈源・浮舟〉
おおけ‐な・し
[形ク] 1 態度・言動が、身分・能力・年齢などに比べ、出すぎているさま。身のほどをわきまえない。大胆である。大それている。「いと—・き心の侍りけると、思しとがめさせ給はむを」〈かげろふ・下〉 ...
おおせ‐かた【負せ方】
貸し方。貸し主。債権者。「—は身分相応の損あり」〈都鄙問答・二〉
おお‐たば【大束】
[名]大きな束。⇔小束。 [名・形動] 1 大ざっぱなこと。また、そのさま。大まか。雑。「悪く—なことを言って落着いているよ」〈紅葉・多情多恨〉 2 偉そうな態度をすること。また、そのさま。...
おお‐みや【大宮】
1 ㋐神の御座所。神社。「今年—および大寺をつくらしむ」〈舒明紀〉 ㋑天皇の御所。皇居。「天皇(すめろき)の神の尊の—はここと聞けども」〈万・二九〉 2 《「おお」は年をとった人、「みや」は身分...
お‐かくれ【御隠れ】
身分の高い人、また目上の人が死ぬこと。「—になる」「—あそばす」「お父さんも—の時まで、梅二郎さんの事ばかりを気に掛けて」〈鉄腸・雪中梅〉
おし‐あ・げる【押(し)上げる】
[動ガ下一][文]おしあ・ぐ[ガ下二] 1 下から押して上へあげる。「船を砂浜へ—・げる」 2 勢いがついて、物事の水準や度合いを高める。「思惑買いが株価を一気に—・げた」 3 引き立てて、資格...
お‐しのび【御忍び】
1 身分の高い人が、身分を隠して外出すること。微行。 2 「御忍び駕籠(かご)」の略。
お・す【推す】
[動サ五(四)]《「押す」と同語源》 1 人や事物を、ある地位・身分にふさわしいものとして、他に薦める。推薦する。「候補者に—・す」「優良図書に—・す」 2 あることを根拠として、他のことを判断...