ばんかじょじょう【挽歌抒情】
辻亮一の長編小説。昭和39年(1964)刊行。
び‐ろく【微禄】
[名](スル) 1 わずかな給与。薄給。「—に甘んじる」 2 おちぶれること。零落。「見る蔭もなく—して」〈露伴・辻浄瑠璃〉
ふうりゅうしどうけんでん【風流志道軒伝】
談義本。5巻。風来山人(平賀源内)作。宝暦13年(1763)刊。当時実在した辻講釈師深井志道軒の伝記の形で世相を風刺したもの。
ふだ‐の‐つじ【札の辻】
江戸時代、官の制札を立てた辻。現在、多く地名として残る。
ふろうまんご【浮浪漫語】
辻潤による随筆集。大正11年(1922)刊行。
ほい‐かご【ほい駕籠】
1 江戸時代、辻待(つじま)ちや駅路を往来した粗末な駕籠。辻駕籠。 2 正月10日の大阪今宮戎(えびす)神社の祭礼などに芸娼妓が乗って参詣する駕籠。宝恵駕籠(ほえかご)。《季 新年》「—を出る裾...
ほうせんじ‐かご【宝泉寺駕籠】
辻駕籠(町駕籠)の最上等のもの。富豪の市民や小身の大名が用い、多くは裃(かみしも)着用の際に乗った。
ほう‐びき【宝引き】
室町時代から江戸時代にかけて、正月に行われた福引きの一種。数本の細い縄を束ねて、その中のどれかに橙(だいだい)の果実、または金銭などをつけておき、それを引きあてた者を勝ちとした。辻宝引き。
ぼう‐つき【棒突き】
六尺棒を突きながら、社寺の境内や辻番所などを警護すること。また、その番人。「そろひの看板着たる—の男ども」〈滑・膝栗毛・八〉
ぼん‐おくり【盆送り】
盂蘭盆(うらぼん)の最後の日に、精霊(しょうりょう)を送り返し、供え物を辻・川・海などに捨てたり流したりする行事。精霊送り。送り盆。