お‐ちょう【御町】
江戸時代の公許の遊郭。京都の島原、大坂の新町、江戸の吉原。おまち。「—の辻に立ちながら」〈浮・一代男・六〉
おっ‐かけ【追っ掛け】
1 追いかけること。 2 (副詞的に用いて)物事を引き続いてすぐすること。「試験が終わると—夏の合宿がある」 3 映画で、追跡の場面。 4 熱狂的なファンが俳優、歌手などの移動先まで追っていくこ...
おんな‐ししょ【女四書】
女性のための教訓書4種を集めたもの。 1 江戸前期に辻原元甫(つじはらげんぽ)が和訳した「女誡(じょかい)」「女論語」「内訓」「女孝経」の4種。明暦2年(1656)刊。 2 中国、清代に王晋升(...
かいきょうのひかり【海峡の光】
辻仁成の短編小説。平成8年(1996)発表。同年、第116回芥川賞受賞。
かい‐たおり【掻い手折り】
折れ曲がること。特に、道が曲がる所。「牛の逸物にて辻の—などを、おもしろくありきまはりければ」〈十訓抄・一〉
かいろうにて【廻廊にて】
辻邦生の長編小説。亡命ロシア人画家マーシャの生涯を描く。昭和37年(1962)から昭和38年(1963)にかけて「近代文学」誌に連載。昭和38年(1963)、第4回近代文学賞受賞。
かかいしょう【河海抄】
南北朝時代の源氏物語の注釈書。20巻。四辻善成(よつつじよしなり)著。貞治6年(1367)ごろ成立。語句の解釈を重点とし、自説を示したもの。初期の源氏物語研究の集大成。
かがり‐や【篝屋】
篝屋(かがりや)守護の詰め所。また、そこに詰めた武士。のちに鎌倉にも設置された。夜間、辻々で篝火をたいたからいう。
かき‐もち【柿餅】
干し柿あるいは熟し柿をすりつぶし、米粉と練り合わせて蒸し、短冊形に切った餅菓子。山城国宇治辻の坊の名産。
かぎのないゆめをみる【鍵のない夢を見る】
辻村深月の短編小説集。平成24年(2012)刊行。同年、第147回直木賞受賞。