はいずり‐まわ・る【這いずり回る】
[動ラ五(四)]這って動きまわる。はいまわる。「部屋中を—・って捜す」
はい‐ず・る【這いずる】
[動ラ五(四)]床や地面の上を這って動く。「穴から—・って出る」
はい‐たもとお・る【這ひ徘徊る】
[動ラ四]「はいもとおる」に同じ。「若子(みどりこ)の—・り朝夕(あさよひ)に音(ね)のみそ我(あ)が泣く君なしにして」〈万・四五八〉
はいだし‐げんしょう【這い出し現象】
⇒クリープ2
はい‐だ・す【這い出す】
[動サ五(四)] 1 這って出る。這い出る。「穴から—・す」 2 這いはじめる。「赤ん坊が—・す」
はい‐つくば・う【這い蹲う】
[動ワ五(ハ四)]よつんばいに伏す。這うようにしてかしこまる。平伏する。はいつくばる。「地面に—・う」
はい‐つくば・る【這い蹲る】
[動ラ五(四)]「はいつくばう」に同じ。「—・って許しを乞う」
はい‐で【這ひ出】
1 這い出ること。また、そのもの。「跡を濁さぬ水の面、—の蛙」〈浄・薩摩歌〉 2 田舎から都会に奉公に出てきたばかりであること。また、その者。山だし。「播磨の三木より—の丁稚(でっち)を召し連れ...
はい・でる【這い出る】
[動ダ下一][文]はひ・づ[ダ下二]這って外に出る。「蟻(あり)の—・でる隙(すき)もない」
はい‐ねず【這杜松】
ヒノキ科の常緑低木。海岸に自生し、幹は枝分かれして砂上を這い、四方に広がる。雌雄異株。4、5月ごろ花をつけ、雌花は緑色、雄花は黄褐色。実は球形で、紫黒色に熟す。