あし‐だまり【足溜まり】
1 しばらく足を止める所。行動の根拠地。「白河家を—にして、京都の公卿たちの間に遊説を思い立つものがある」〈藤村・夜明け前〉 2 足を掛けて支える所。足場。足掛かり。
孔席(こうせき)暖(あたた)まらず墨突(ぼくとつ)黔(くろ)まず
《班固「答賓戯」から》孔子の座席は暖まる暇がなく、墨子の家の煙突は黒くなることがない。孔子と墨子は天下を遊説して回り、家に落ち着くことがなかったということ。
せつ【説】
[音]セツ(漢) ゼイ(慣) [訓]とく [学習漢字]4年 〈セツ〉 1 筋道をときほぐし、わかるように述べる。「説教・説得・説明・説諭/演説(えんぜつ)・解説・講説・再説・細説・詳説・力説・...
せんごくさく【戦国策】
中国の史書。33巻。前漢末の劉向(りゅうきょう)編。成立年未詳。戦国時代に諸国を遊説した縦横家の策謀を国別に集めた書。国策。
そ‐ちょう【蘇張】
中国、戦国時代のすぐれた遊説家である蘇秦と張儀。転じて弁舌のすぐれた人。雄弁家。
ゆう【遊】
[音]ユウ(イウ)(漢) ユ(呉) [訓]あそぶ [学習漢字]3年 〈ユウ〉 1 あちこち出歩いてあそぶ。「遊歩・遊覧/清遊」 2 よその土地に出かける。「遊学・遊子・遊説(ゆうぜい)/外遊・...
ゆう‐し【遊士/游士】
1 風流人。みやびお。 2 浪人。また、志を抱いて他国を遊歴する人。「天外—の懐郷の涙なりき」〈独歩・愛弟通信〉 3 中国、春秋戦国時代、策をたずさえて抗争する諸侯を遊説し、仕官を請うた者。