うち‐はらい【打(ち)払い】
1 攻撃して、敵を追い払うこと。「異国船—令」 2 ちり・ほこりをはたいて取り除く道具。はたき。ちりはらい。 3 ちり・ほこりなどを取り除くこと。「ここかしこ—などしてしばし居たる程に」〈今昔・...
うちみだり‐の‐はこ【打ち乱りの箱】
底の浅い、方形の箱。古くはふたがあって、女性が髢(かもじ)や手ぬぐいなどを入れるのに用いたが、のちには化粧道具や所持品なども入れた。乱れ箱。うちみだり。「御櫛(みぐし)の箱、—、香壺(かうご)の...
うち‐わ【団扇】
《「打ち羽」の意という》 1 あおいで風を起こす道具。ふつう、細く削った竹の骨に紙や絹を円形に張って作る。《季 夏》「もてなしの—の風のやや及ぶ/汀女」 2 軍配団扇(ぐんばいうちわ)のこと。 ...
うつわ【器】
1 物を入れるもの。入れ物。容器。「—に盛る」 2 人物や能力などの大きさ。器量。「人の上に立つ—ではない」 3 道具。器械。〈和英語林集成〉
うづきのもみじ【卯月の紅葉】
浄瑠璃。世話物。三段。近松門左衛門作。宝永3年(1706)大坂竹本座初演。大坂心斎橋の古道具商笠屋の娘お亀と養子婿との心中事件を脚色したもの。続編に「卯月の潤色(いろあげ)」がある。
うで【腕】
1 人や猿の、肩から手首までの部分。また、手の部分も含めていう。「—が長い」「—を組む」 2 物事をする能力。技量。うでまえ。「—の見せ所」 3 腕の力。腕力。転じて、武力にもいう。「—にものを...
うなぎ‐かき【鰻掻き】
長い柄の先に鉤(かぎ)をつけた道具。泥の中をかき、ウナギをひっかけて捕る。また、それでウナギを捕るのを職業とする人。鰻取り。《季 夏》
うま‐たて【馬立て】
1 「馬繋(うまつな)ぎ」に同じ。 2 劇場で、大道具の背景などをしまっておく舞台裏の場所。
うみ‐さち【海幸】
1 海でとれる獲物。海藻・魚介類などの海産物。うみのさち。⇔山幸(やまさち)。 2 海の獲物をとる力をもった道具。⇔山幸。「—を以ちて魚釣らすに、かつて一つの魚も得給はず」〈記・上〉
うみさち‐やまさち【海幸山幸】
日本神話の一。弟の山幸彦(彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと))は兄の海幸彦(火照命(ほでりのみこと))に漁猟の道具をとりかえてもらい、漁に出たが釣り針をなくしてしまう。釣り針を返せと責められた...