きらん‐そう【金瘡小草】
シソ科の多年草。道端に生える。茎は四方に広がり、地をはう。葉は長楕円形で、根元のものは放射状に出る。春、濃紫色の唇形の花が咲く。じごくのかまのふた。
きん‐みずひき【金水引】
1 金箔(きんぱく)をおいた水引。 2 金箔をおいた元結(もとゆい)。金元結。 3 バラ科の多年草。道端や山野に生え、高さ0.5〜1.5メートル。葉は羽状複葉で、小葉は長楕円形。7〜9月、黄色の...
ぎし‐ぎし【羊蹄】
タデ科の多年草。道端にみられ、高さ1メートルに達する。茎は直立し、下部の葉は長い柄をもち、長楕円形。夏、小花が円錐状に密につき、実は三角形で褐色。民間で、根をおろして絞った汁を皮膚病に用いる。し...
くさ‐の‐おう【草の黄/草の王】
ケシ科の越年草。道端や山野に生え、高さ約50センチ。茎や葉を切ると黄色の汁が出る。葉は羽状に深く切れ込み、裏面は白みを帯びる。初夏、黄色い4弁の花を数個つける。地上部を乾燥したものを白屈菜といい...
心(こころ)を留(と)・める
1 気をつける。注意する。「道端の花にふと—・める」 2 愛着をもつ。気に入る。「松はゆたかに竹すなほなるやうにと—・め、手をしめて教ゆるは恋の手習ひ」〈浮・御前義経記・一〉
こ‐なすび【小茄子】
サクラソウ科の多年草。原野や道端に生え、高さ5〜20センチ。葉は卵形で、対生する。夏、黄色い5弁花をつけ、実は形がナスに似る。
さいご‐ば【最期場】
死に場所。最期所。「道端はいかがなり。いざ—を変へまいか」〈浄・丹波与作〉
ざくろ‐そう【石榴草】
ザクロソウ科の一年草。道端などに生え、高さ10〜20センチ。ザクロに似た葉が3〜5枚輪生する。夏から秋、黄褐色の小花を多数つける。
じ‐しばり【地縛】
1 キク科の多年草。田のあぜや道端に生える。茎は地をはい、節から発根する。葉は円形で長い柄をもつ。春から夏にかけて、約10センチの花茎の先に黄色の頭状花をつける。いわにがな。 2 メヒシバの別名。
すずめ‐の‐かたびら【雀の帷子】
イネ科の一、二年草。各地の道端や原野に生え、高さ10〜25センチ。葉は線形。淡緑色の卵形の穂を円錐状につける。《季 春》