委細(いさい)構(かま)わず
事情がどうあろうとも、それにはかかわらず。遠慮なく。「—実行する」
居候(いそうろう)三杯目(さんばいめ)にはそっと出(だ)し
居候は万事に遠慮がちになることをいう。
いまいま‐し・い【忌ま忌ましい】
[形][文]いまいま・し[シク] 1 非常に腹立たしく感じる。しゃくにさわる。「—・い泥棒猫め」「—・いことに今日だけ天気が悪いらしい」 2 けがれを避けて慎むべきである。遠慮すべきである。「ゆ...
否否(いやいや)三杯(さんばい)
口では辞退して、勧められるままに何杯も飲むこと。遠慮は口先ばかりなこと。「いやいや三杯十三杯」「いやいや三杯、遁(に)げ遁げ五杯」などともいう。
うけ‐ば・る【受け張る】
[動ラ四] 1 他人に遠慮せずに行動する。おおっぴらに振る舞う。「(藤壺ハ)人もえおとしめ聞こえ給はねば、—・りてあかぬことなし」〈源・桐壺〉 2 我が物顔に振る舞う。でしゃばる。「柳の葉を百(...
うち‐つけ【打(ち)付け】
[形動][文][ナリ] 1 物事が急に進むさま。また、急に行動をしたりするさま。いきなり。だしぬけ。突然。「お勢の袖を扣(ひか)えて—に掻口説(かきくど)く外、他に仕方もないが」〈二葉亭・浮雲〉...
うち‐つ・ける【打(ち)付ける】
[動カ下一][文]うちつ・く[カ下二] 1 釘(くぎ)などで打って、取り付ける。「雨戸に板を—・ける」 2 強く打つ。ぶっつける。「鴨居(かもい)に頭を—・ける」 3 火打ち石を打って火をつける...
うち‐ば【内端】
[名・形動] 1 動作・言動が遠慮深く控えめであること。また、そのさま。内気。「気弱く万般(よろず)—の性質(うまれつき)なれば」〈露伴・いさなとり〉 2 数量・金額を実際より少なく数えること。...
うち‐わす・れる【打(ち)忘れる】
[動ラ下一][文]うちわす・る[ラ下二]「忘れる」を強めた言い方。すっかり忘れる。「捌(さば)けたお吉が接待(とりなし)ぶりに何時しか遠慮も—・れ」〈露伴・五重塔〉
心(うら)もな・し
1 とりたてて思い煩うことがない。屈託がない。「—・く我が行く道に青柳の萌(は)りて立てれば物思(も)ひ出(で)つも」〈万・三四四三〉 2 相手に対して、自分の心の中を包み隠したりしない。「—・...