やり‐く・る【遣り繰る】
[動ラ五(四)]やりくりをする。不十分なものを工面して都合をつける。「此の貧乏世帯を—・って呉れ」〈露伴・付焼刃〉
ゆう‐ずう【融通】
[名](スル) 1 とどこおりなく通じること。転じて、必要に応じて自在に処理すること。ゆずう。「—のきかない石頭」「—自在」 2 必要な物や金を都合すること。やりくり。ゆずう。「資金を—する」 ...
ゆる・す【許す】
[動サ五(四)]《「緩(ゆる)」「緩(ゆる)い」と同語源》 1 (「聴す」とも書く)不都合なことがないとして、そうすることを認める。希望や要求などを聞き入れる。「外出が—・される」「営業を—・す...
世(よ)が世(よ)ならば
その人に都合のよい時代であったならば。「—こんな家に住んでいなかった」
よく‐め【欲目】
自分の希望などから実際以上に評価すること。自分の都合のよいように判断すること。また、そのような見方。ひいきめ。「—に見ても勝ち目はない」「親の—」
よこ・す【寄越す/遣す】
[動サ五(四)] 1 こちらへ送ってくる。こちらへ渡す。「手紙を—・す」「使いを—・す」「分け前を—・す」 2 (動詞の連用形に「て」を添えた形の下に付いて)こちらへある動作をしむけてくる。「先...
横(よこ)に置(お)・く
1 その事柄を一時的に当面の話題から外す。さておく。 2 その事柄が不都合なので、触れないようにする。棚に上げる。「費用の件を—・いてはいけない」
よし‐な・い【由無い】
[形][文]よしな・し[ク] 1 そうするいわれがない。理由がない。「—・い言い分を繰り返す」 2 そのかいがない。つまらない。くだらない。「—・い長話」「—・い人に組みしたのが運のつきだと」〈...
よび‐どき【呼び時】
1 呼ぶのに都合のよい時。呼ぶ潮時。 2 結婚にふさわしい年齢。特に、嫁をとるべき年ごろ。「その弟に—になり」〈浮・一代女・四〉
り【利】
1 利益。もうけ。「—の薄い商い」「漁夫の—」 2 利子。利息。「—が—を生む」 3 有利なこと。好都合であること。「地の—に恵まれる」 4 勝ち目。勝利。「戦い—あらず」