やぶ‐つばき【藪椿】
野生のツバキ。海岸や山地に自生し、春、赤い5弁花が咲く。本州以南に分布。これをもとに園芸品種の多くが作られた。やまつばき。《季 春》
やま‐いぬ【山犬/豺】
ニホンオオカミの別名。また、山野にすむ野生化した犬。野犬。《季 冬》
やま‐うぐいす【山鶯】
1 山にすむ野生のウグイス。 2 ヤマルリソウの別名。
やま‐うさぎ【山兎】
山にすむ野生のウサギ。
やま‐うど【山独活】
山地に生える野生のウド。
やま‐ぐわ【山桑】
1 桑の野生種。山地に自生し、高さ10〜15メートル。葉は卵形。葉柄が赤くなることが多い。4月ごろ花が咲き、実は赤から黒く熟し、食用。《季 花=春》 2 ヤマボウシの別名。
やま‐さなかずら【山さな葛】
山にある野生のサネカズラ。「あしひきの—もみつまで妹(いも)に逢はずや我(あ)が恋ひ居らむ」〈万・二二九六〉
やま‐ざる【山猿】
1 山にすんでいる野生の猿。野猿(やえん)。 2 山に住む人や田舎者を、礼儀作法を知らない者としてあざけっていう語。
やま‐すげ【山菅】
1 山に生えている野生のスゲ。 2 ヤブランの古名。〈和名抄〉
やま‐たちばな【山橘】
1 山に生えるタチバナ。野生のタチバナ。 2 ヤブコウジの別名。《季 冬》 3 植物ボタンの別名。