はんのう‐かんすう【反応関数】
1 インフレ率や需給ギャップなどの経済変数に着目し、その変化に対して、政策金利などの金融政策がどう反応するかを示す関係式。代表的なものとしてテイラー・ルールがある。中央銀行が行う金融政策の予測・...
ハード‐ランディング【hard landing】
1 航空機や宇宙船などが、逆噴射をしないで、地面に叩きつけられるような着陸をすること。硬着陸。⇔ソフトランディング。 2 経済が急激な変化で状態を悪化させながら次の局面に移行すること。また、金融...
ひがけ‐きんゆう【日掛(け)金融】
金融業の一種。業者は少額の返済金の集金に自ら出向く代わりに、出資法の特例として上限金利を上回る54.75パーセントの金利を認められている。融資対象は主に小規模事業者。日賦(にっぷ)貸し金。
ひでんとうてき‐きんゆうせいさく【非伝統的金融政策】
中央銀行が、金融調節を行うために市中から買い入れる資産の範囲や規模を、従来以上に拡充させる政策。マネタリーベースを拡大して市中に潤沢な資金を供給する量的緩和、CPや社債などのリスク資産を従来の範...
ひょうじゅん‐きんり【標準金利】
市中銀行が一流企業向けの貸し出しに適用する最優遇金利。米国のプライムレートにならって導入された。→短期プライムレート
ひょうめん‐きんり【表面金利】
金融機関が貸し出しを行うとき、借主との間で約定した金利。
フェデラルファンド‐レート【federal funds rate】
米国の市中銀行が連邦準備銀行(FRB)に預けているフェデラルファンドの過剰準備を他行に貸す際の利子率。また、連邦準備制度加盟の銀行だけでなく、非加盟銀行・外国銀行・貯蓄貸付組合などの金融機関相手...
フォワード‐ガイダンス【forward guidance】
中央銀行が将来の金融政策の変更に関する情報を提供すること。市場参加者の予想や期待に働きかけて、長期・短期の市場金利等に影響を及ぼし、金融政策の効果を高めるのが目的。
ふたご‐の‐あかじ【双子の赤字】
財政収支と貿易収支(経常収支)がともに赤字になっている状態のこと。特に、1980年代の米国レーガン政権下の経済状態をいう。 [補説]レーガン政権では、減税や軍事費の増大などで財政赤字が拡大した。...
フラット‐さんじゅうご【フラット35】
長期固定金利の住宅ローン。ローンの使途は新築住宅の建築・購入と中古住宅の購入に限られる。返済期間は15年〜35年。民間の金融機関が窓口となって利用者の住宅ローンを組み、その債権を住宅金融支援機構...