きんぴら【金平/公平】
金平浄瑠璃の主人公の名。坂田金時の子。怪力無双で多くの武功をたてたことから、強いもののたとえにいう。 [名・形動] 1 「金平浄瑠璃」の略。 2 「金平牛蒡(ごぼう)」の略。 3 「金平糊(...
きんぴら‐ごぼう【金平牛蒡】
ゴボウをささがき、またはせん切りにして油でいため、砂糖・醤油で味をつけ、唐辛子(とうがらし)で辛味をきかせた料理。
きんぴら‐じま【金平縞】
太くて荒い縞柄の織物。
きんぴら‐じょうるり【金平浄瑠璃】
古浄瑠璃の流派の一。薩摩浄雲の弟子江戸和泉太夫(のちの桜井丹波少掾(さくらいたんばのしょうじょう))が創始。多くは金平の武勇談が主題で、荒々しい人形の演出が元禄以前の江戸で盛行、江戸歌舞伎の荒事...
きんぴら‐にんぎょう【金平人形】
金平浄瑠璃の主人公、金平に似せて作った人形。
きんぴら‐のり【金平糊】
にかわをまぜて作った、接着力の強い糊。
きんぴら‐ぶし【金平節】
⇒金平浄瑠璃(きんぴらじょうるり)
きんぴら‐ぼね【金平骨】
扇の骨の、太くて堅い丈夫なもの。
きんぴら‐ぼん【金平本】
金平浄瑠璃の正本(しょうほん)。また、金平浄瑠璃に類似した内容の種々の版本。
きんぴら‐もの【金平物】
歌舞伎や小説などで、金平浄瑠璃に取材し、また、それに類した極端な武勇談を取り扱った作品。