うら‐めい【裏銘】
日本刀の製作者の銘を彫ってある面の裏側にある銘。製作年月日や所持者名などを彫る。⇔表銘。
おもて‐めい【表銘】
日本刀の中子(なかご)にある銘。刃を下にして腰に差したとき、外側になる面に彫る。刀工名・その出身地・製造地名などからなる。⇔裏銘。
かたな‐めい【刀銘】
刀剣の銘で、左腰に刃を上にして差したとき、茎(なかご)の差表(さしおもて)側になる方に彫ったもの。→太刀(たち)銘
かん‐めい【感銘/肝銘】
[名](スル)忘れられないほど深く感じること。心に深く刻みつけて忘れないこと。「深い—を受ける」「お話にいたく—しました」
がく‐めい【額銘】
大摺(おおす)り上げにすると刀の銘が消えてしまうため、茎(なかご)の銘の部分を短冊形に切り取り、新しい茎にはめこんだもの。短冊銘。
き‐めい【記銘】
記憶の第一段階。新しい経験を受け入れ、それを覚え込むこと。
こく‐めい【刻銘】
金属器や石碑などにきざまれた製作者の名や年月日などの文字。
ざい‐めい【在銘】
刀剣・器物などに、その作者の名が記してあること。有銘。⇔無銘。
ざゆう‐の‐めい【座右の銘】
いつも自分の座る場所のそばに書き記しておいて、戒めとする文句。
しょうしん‐しょうめい【正真正銘】
《古くは「しょうじんしょうめい」》うそ偽りの全くないこと。本物であること。「—のダイヤモンド」「—、間違いはない」