かた‐はたご【片旅籠】
宿屋にひと晩泊まって、夕食か朝食かの一度だけを食べること。かたどまり。「江の島で鎌倉武士は—」〈柳多留・初〉
かちょう‐まい【加徴米】
公領や荘園で、一定の年貢以外に徴収する米。鎌倉時代には地頭の収入となった。
かてい【嘉禎】
鎌倉前期、四条天皇の時の年号。1235年9月19日〜1238年11月23日。
かながわけんりつ‐きんだいびじゅつかん【神奈川県立近代美術館】
神奈川県にある美術館。鎌倉市にある鎌倉館・鎌倉別館と、三浦郡葉山町にある葉山館からなる。日本初の公立近代美術館として、昭和26年(1951)に開館。日本および世界の近・現代美術作品を展示している。
かなざわ‐ぶんこ【金沢文庫】
鎌倉中期、北条実時(ほうじょうさねとき)が武蔵国六浦庄金沢郷(横浜市金沢区)の称名寺境内に設立した文庫。和漢の貴重図書を収蔵し、「足利(あしかが)学校」と並んで中世教育史上の重要な存在。昭和5年...
かねのね【鐘の音】
狂言。主人に金(かね)の値(ね)を聞きに鎌倉へ遣わされた太郎冠者が、鐘の音と早合点し、寺々を回って聞いた鐘の音を報告してしかられる。
か‐はん【加判】
[名](スル) 1 公文書に判を加えたり、連判・合判したりすること。また、その判。 2 公文書に花押(かおう)を加えるような重職。鎌倉幕府では連署(れんしょ)、江戸幕府では老中(ろうじゅう)。 ...
かぶき‐じゅうはちばん【歌舞伎十八番】
歌舞伎18種のこと。普通は江戸歌舞伎の市川家の当たり狂言をさす。7世市川団十郎が天保初年ごろ選定。荒事(あらごと)芸に特色をもつ。不破(ふわ)・鳴神(なるかみ)・暫(しばらく)・不動・嫐(うわな...
かま【鎌】
1 草などを刈るのに使う道具。鉄製で、三日月形の内側に刃があり、木の柄を直角につけたもの。 2 昔の武器の鎌槍(かまやり)、鎖鎌(くさりがま)のこと。 3 「鎌継(かまつぎ)」の略。 4 紋所の...
かまあし‐むし【鎌脚虫】
カマアシムシ目の昆虫の総称。体長約1ミリ、やや扁平な円筒形で、翅(はね)はない。触角はなく、前脚が前上方に向かい、鎌のような形をし、触角の役割をする。落ち葉の堆積物や土壌の中にすむ。ヨシイムシな...