いちご‐つなぎ【苺繋】
イネ科の多年草。日当たりのよい河原などに束生し、高さ50〜70センチ。初夏、淡緑色の細長い穂をつける。ざらつきいちごつなぎ。かわらいちごつなぎ。
いちじ‐せんい【一次遷移】
植物群落の遷移において、種子や胞子などがまったく存在しない場所に侵入・定着すること。海底火山の噴火によって形成された直後の島や、溶岩流が冷えて固まった場所での遷移をさす。既存植生の一部が失われて...
いち‐どう【一道】
1 1本の道。 2 一つの芸道。一つの専門。一芸。「—に長じる」 3 細長いものの、ひとすじ。「—の光明」 4 仏語。悟りへの唯一の道。一乗。「斉(ひと)しく—に入らむ」〈性霊集・七〉
いち‐もんじ【一文字】
1 一つの文字。一字。 2 「一」の字のように横にまっすぐなこと。真一文字。「口を—に結ぶ」 3 わき目もふらずに物事をすること。「朋子は泥濘(ぬかるみ)の道を—に歩いて行く」〈森田草平・煤煙〉...
いちやく‐そう【一薬草】
ツツジ科の常緑多年草。山野の樹陰に生え、高さ約20センチ。葉は根際につき、長い柄をもち、円形または広楕円形で厚く、裏面は紫色を帯びる。初夏、茎の上部に、梅に似た白い5弁花を開く。葉の液汁は止血・...
いっ‐き【一期】
1 任期・学年など、定められた期間のひとくぎり。 2 長い期間を分割した最初のひとくぎり。
いっ‐ぽん【一本】
1 細長い物一つ。また、電話・手紙などについてもいう。「—の便りもない」→本(ほん) 2 ㋐一冊または一部の書物。 ㋑ある書物。異本。別の本。「—に曰(いわ)く」 3 柔道・剣道などで、完全に技...
い‐つづけ【居続け】
[名](スル) 1 長い間よそに泊まって自宅へ帰らないこと。入りびたり。「時には一週間位—に厄介になる事もあった」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉 2 遊里などで、何日も遊んで家へ帰らないこと。また、...
いと‐い【糸藺】
イグサ科の多年草。深山の岩上に群生。高さ10〜20センチ。葉は糸のように細く長い。夏、黄褐色の小花が数個集まって咲く。
いと‐すじ【糸筋】
1 糸の筋。糸。また、糸のように細く長いもの。「—ほどの光」「涙の—」 2 物事の筋道。「事柄の経過の—を整理しているらしいのである」〈鴎外・青年〉 3 琴や三味線などの弦。「—ならして、恋慕の...