ゆみや‐の‐みょうが【弓矢の冥加】
1 弓矢に対する神仏の加護。「—あるべくば、扇を座席に定めて給へ」〈盛衰記・四二〉 2 弓矢をとる身の果報。武士のしあわせ。「武運の花の開くる時節—にかなひしと」〈浄・用明天王〉
ゆり【百合】
1 ㋐ユリ科ユリ属の多年草の総称。温帯を中心に分布し、カノコユリ・オニユリ・ヤマユリ・テッポウユリ・スカシユリなど、園芸用に栽培されるものも多い。鱗茎(りんけい)が食用になるものもある。葉は線形...
ゆり‐の‐き【百合の木】
モクレン科の落葉高木。高さ20メートル以上になる。葉は柄が長く、角張って半纏(はんてん)に似た形をしている。5、6月ごろ、黄色で基部に橙色の斑のあるチューリップに似た6弁花を開く。北アメリカの原...
よう‐さい【蕹菜/甕菜】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の多年草。日本では一年草。葉は長楕円形で先がとがり、サツマイモに似るが芋はできず、秋に白または紅色のらっぱ状の花を開く。温・熱帯アジアの原産で、葉・茎を食用とし、野菜...
ようしゅ‐ちょうせんあさがお【洋種朝鮮朝顔】
ナス科の一年草。高さ1〜2メートル。茎は紫色を帯び、葉は卵形で縁に鋭いぎざぎざがある。夏、淡紫色の漏斗状の花を開く。実は卵形で鋭いとげが密生し、熟すと四つに裂ける。中の種子は黒褐色。葉や種子に猛...
よ‐たか【夜鷹/蚊母鳥/怪鴟】
1 ヨタカ目ヨタカ科の鳥。全長約29センチ。全体に茶褐色の細かい模様があり、くちばしは小さいが、口は開くと大きく、周りに長い剛毛をもつ。夜、飛びながら昆虫を捕食し、キョキョキョと早口で鳴き、枝に...
よどがわ‐つつじ【淀川躑躅】
ツツジの一種。朝鮮半島および対馬に自生するチョウセンヤマツツジの園芸品種。葉は細長く、4、5月ごろ、八重咲きで香りのある紫紅色の花を開く。観賞用。
よ‐はい【余輩/予輩】
[代]一人称の人代名詞。わたし。また、われわれ。「此度—の故郷中津に学校を開くに付」〈福沢・学問のすゝめ〉
よめ‐な【嫁菜】
キク科の多年草。水田のあぜなど湿った所に生える野菊で、高さ30〜90センチ。地下茎で増え、葉は細くて縁に粗いぎざぎざがある。秋、周囲が紫色で中央が黄色の頭状花を開く。春の若葉は食用。おはぎ。うは...
りゅうきん‐か【立金花】
キンポウゲ科の多年草。沼地や湿地に生え、高さ約60センチ。根元から長い柄のある腎臓形の葉が出る。4〜7月、直立する茎の先に、黄色い花びら状の萼(がく)をもつ花を開く。