しょうじょう‐ごう【正定業】
浄土教で、阿弥陀仏の名号を唱えること。それが必ず極楽往生を保証する行為であるところからいう。
しょう‐ねん【称念】
仏語。 1 称名と念仏。口に仏の名を唱え、心に仏を念ずること。 2 南無阿弥陀仏と唱えること。
しょう‐みょう【称名/唱名】
[名](スル)仏を心中に念じ、その名を声に出して唱えること。「南無阿弥陀仏」などと唱えること。
しん‐えん【親縁】
1 親族の関係。 2 近い血筋。 3 仏語。浄土教で、三縁の一。阿弥陀仏の名号を唱え、仏を拝し、仏を念ずれば、仏はこれを聞き、見、知って、仏と行者が互いに憶念しあう親密な関係にあること。両者の三...
しん‐ぎょう【信楽】
仏語。教えを信じ喜ぶこと。阿弥陀仏の本願を信じて疑わないこと。
しん‐もん【真門】
仏語。真実の法門。浄土真宗で、阿弥陀仏の第18願の絶対他力の念仏に対して、第20願の自力の念仏の教えをいう。方便真門。⇔仮門(けもん)。
地蔵(じぞう)と閻魔(えんま)は一(いつ)
地蔵は慈悲を、閻魔は忿怒(ふんぬ)をあらわし、全く反対の存在のようにみえるが、共に阿弥陀仏の分身であるということ。
じっ‐さいにち【十斎日】
1か月のうち、諸天王が四天下を巡察するという10日間。この日に配当された仏名を念ずると、罪を滅し福を増すという。1日は定光仏、8日は薬師仏、14日は賢劫千仏(けんごうせんぶつ)、15日は阿弥陀仏...
じねん‐ほうに【自然法爾】
仏語。 1 もののありのままの姿が真理にのっとっていること。 2 浄土真宗で、阿弥陀仏の本願のはからいの中に包まれていること。
じゅうじ‐の‐みょうごう【十字の名号】
浄土論にある「帰命尽十方無礙(むげ)光如来」という十字の、阿弥陀仏の名号。十字名号。