サイパン‐とう【サイパン島】
《Saipan》太平洋西部、マリアナ諸島に属する島。第一次大戦後、ドイツ領から日本委任統治領となる。太平洋戦争中は日米の激戦地で、1944年に陥落すると米軍B-29の基地となった。戦後は米国信託...
サクサワマン【Sacsahuamán】
ペルー南部の都市クスコ北郊の丘にある、インカ帝国時代の遺跡。3層の階段状の堅固な石組みには、ラマ・ヘビ・魚など動物の形をした部分がある。スペイン人によるクスコ陥落後、2万を超えるインカの兵が反乱...
シンガポールさいごのひ【シンガポール最後の日】
洋画家、藤田嗣治の絵画。油彩。第二次大戦中の昭和17年(1942)、第1回大東亜戦争美術展出展。陥落寸前のシンガポールで日本兵たちが前進する姿を描いた作品。従軍画家として現地に赴いた際に描いたス...
ゼイレック‐モスク【Zeyrek Mosque】
トルコ北西部の都市イスタンブールの旧市街にあるイスラム寺院。12世紀前半、ギリシャ正教の修道院として東ローマ皇帝コムネノス2世の妻により建造。コンスタンチノープルの陥落後、イスラム教の神学校とし...
タルトゥース【Tartus】
シリア西部の港湾都市。地中海に面する。沖合約2.5キロメートルにあるアルワード島とともに、フェニキア人の植民都市となり、交易の要地として栄えた。12世紀に十字軍の拠点となったが、13世紀末から1...
タンジュン‐ピナン【Tanjung Pinang】
インドネシア、スマトラ島東方に浮かぶリアウ諸島のビンタン島の都市。リアウ諸島州の州都。16世紀初めにマラッカ王国がポルトガルに陥落され、亡命したスルターンによって建設。沖合のペニヤガット島にはリ...
たん‐ぼ【旦暮】
1 朝晩。あけくれ。旦夕。 2 時機が迫っていること。「城中糧尽き、陥落—に在るを知りしより」〈竜渓・経国美談〉
トラブゾン【Trabzon】
トルコ北東部、黒海沿岸の港湾都市。紀元前7世紀に古代ギリシャが建設した交易都市トラペズスに起源し、古代ローマ時代に発展。13世紀初頭、十字軍によるコンスタンチノープル陥落後、東ローマ帝国の皇族が...
どくソ‐せん【独ソ戦】
第二次大戦中の1941年6月、独ソ不可侵条約を破って、ドイツがソ連を攻撃して始まった戦争。ドイツ軍はモスクワまで迫ったが、スターリングラードの敗戦以後敗退を続け、1945年ベルリンが陥落、ドイツ...
なんこう‐ふらく【難攻不落】
1 攻撃するのがむずかしく、たやすく陥落しないこと。「—の陣地」 2 承知させるのが困難なこと。「—の堅物(かたぶつ)」