ゆき‐わた・る【行(き)渡る】
[動ラ五(四)] 1 広い範囲にもれなく届く。隅々にまで及ぶ。いきわたる。「全家庭に—・る」 2 世間に広く普及する。いきわたる。「宣伝が—・る」 3 行って渡る。渡り行く。「にはたづみ川—・り...
ゆ‐ば【弓場/弓庭】
弓の練習をする所。特に平安時代、皇居内、紫宸殿(ししんでん)の前庭の西隅にあった射場をいう。のちには武家も設けるようになった。弓庭(ゆにわ)。ゆみば。
ゆば【湯葉】
芝木好子の中編小説。昭和35年(1960)「群像」誌に発表。同年、第12回女流文学者賞受賞。自身の母方の祖母をモデルに、湯葉作りの家業を守りつつ懸命に生きる女性の半生を描く。以後「隅田川」「丸の...
ゆり‐かもめ【百合鴎】
1 カモメ科の鳥。全長約40センチ。くちばしと脚が赤く、冬羽は全体に白いが、夏羽では頭部が黒褐色になる。ユーラシアに分布。日本では冬鳥として各地の海岸・内湾・川などでふつうにみられる。和歌によま...
楊枝(ようじ)で重箱(じゅうばこ)の隅(すみ)をほじくる
「重箱の隅を楊枝でほじくる」に同じ。楊枝で重箱の隅をつつく。
よすみ‐もち【四隅餅】
上棟式で、家の中央から四隅に向かって、または四隅から外に向かってまく餅。すみのもち。
よせむね‐づくり【寄(せ)棟造(り)】
大棟(おおむね)の両端から四方に隅棟(すみむね)が降りる形式の屋根。屋根面は台形と三角形が二つずつからなる。四注造り。
よつで‐あみ【四つ手網】
四角い網の四隅を、十文字に交差した竹で張り広げた漁具。水底に沈めておき、コイ・フナなどを捕る。
よつで‐かご【四つ手駕籠】
4本の竹を四隅の柱とし、割り竹で簡単に編んで垂れをつけた駕籠。江戸時代、庶民用の簡素なもの。
よ‐のう
[連語]《終助詞「よ」+終助詞「のう」》感動・詠嘆の気持ちを込めて、念を押す意を表す。…(だ)ねえ。「まして母(はわ)とても尋ねぬ—」〈謡・隅田川〉