のうめん【能面】
白洲正子による随筆集。昭和38年(1963)刊行。翌年、第15回読売文学賞受賞。
ののしょ【野の書】
書家、榊莫山による随筆集。副題「書の美をたずねて」。昭和40年(1965)刊行。
はいしょざんぴつ【配所残筆】
江戸前期の随筆。1巻。山鹿素行著。延宝3年(1675)成立。播州赤穂藩に預けられた著者が、自己の略歴を書簡体で記したもの。配所残草。
ばいえんそうしょ【梅園叢書】
江戸中期の随筆。3巻。三浦梅園著。寛延3年(1750)成立。安政2年(1855)刊。儒教的な立場から古今の話題をとりあげ、著者の所感・論評を平易に述べたもの。
ばんねんのちち【晩年の父】
小堀杏奴による随筆。昭和11年(1936)刊行。父である森鴎外との思い出を綴る。
ひこばえ【比古婆衣】
随筆。20巻。伴信友著。弘化4年(1847)から明治にかけて刊行。国史・言語・故事などについての考証を集成したもの。
ひつ【筆】
[音]ヒツ(漢) [訓]ふで [学習漢字]3年 〈ヒツ〉 1 ふで。一般に、文字を書く道具。「筆硯(ひっけん)/鉛筆・擱筆(かくひつ)・硬筆・紙筆・執筆・朱筆・石筆・鉄筆・毛筆・万年筆」 2 ...
ひゃっかぜいりん【百家説林】
叢書。10巻。今泉定介編。明治23〜25年(1890〜92)刊。同38〜39年増補。江戸時代の諸家の随筆・雑考などを集めたもの。ひゃっかせつりん。
ひゃっきえんずいひつ【百鬼園随筆】
内田百閒による随筆集。昭和8年(1933)刊行。師である夏目漱石の思い出や、自身の借金にまつわるエピソードなどを、ユーモアを交えつつ綴る。
びゃくやうこう【白夜雨稿】
有島生馬の随筆集。大正13年(1924)刊行。文学・美術論や紀行文、震災の記録など内容は多岐に渡る。