頰(ほお)が落(お)・ちる
この上なく美味であることにいう。ほっぺたが落ちる。「—・ちそうなおいしさ」
ほお‐がまち【頰輔】
頰の形をつくっている骨格。また、頰のこと。
頰(ほお)が緩(ゆる)・む
うれしくなって、にこにこする。口元がゆるむ。「孫の顔を見ると、つい—・む」
ほお‐げた【頰桁】
1 ほおぼね。ほおがまち。「—を張る」 2 ものを言うこと。多く非難の意をこめて用いる。「—に似ぬ腕なしめ」〈浄・手習鑑〉
頰桁(ほおげた)が過(す)・ぎる
勝手なことを言いすぎる。「やあ京々とやかましい。—・ぎる」〈浄・万年草〉
頰桁(ほおげた)を叩(たた)・く
しゃべる。非難の意をこめた言い方。「法師ども、まだ—・くかと」〈浄・都の富士〉
ほお‐ざし【頰刺(し)】
塩をふるか濃い塩水に浸すかしたイワシを、鰓(えら)に竹串または、わらを通して連ね、干したもの。頰通し。《季 春》「朝の海照る—は指もて啖ふ/風生」
ほお‐じろ【頰白/黄道眉/画眉鳥】
スズメ目ホオジロ科の鳥。全長16センチくらい。全体に褐色で、腹部は赤みが強い。雄の顔は黒く、目の上と下に白い線がある。東アジアに分布。日本では留鳥または漂鳥として低木林や川原にすむ。鳴き声は「一...
ほおじろ‐がも【頰白鴨】
カモ科の鳥。全長47センチくらい。雄は頭部が緑黒色でほおに大きな白斑があり、背面は黒く腹面は白。雌は全体に褐色。日本では冬鳥として海岸などでみられる。
ほお‐ずり【頰擦り/頰摺り】
[名](スル)自分のほおを相手のほおにすりつけること。愛情を示すときのしぐさ。「赤ちゃんに—する」