隙(ひま)過(す)ぐる駒(こま)
「隙行く駒」に同じ。
隙(ひま)行(ゆ)く駒(こま)
《「荘子」知北遊から》年月の早く過ぎ去ることのたとえ。隙過ぐる駒。→白駒(はっく)の隙(げき)を過ぐるが如(ごと)し
ふち‐こま【斑駒】
種々の毛色がまじる馬。「天の—を逆剝(は)ぎに剝ぎて」〈記・上〉
ふり‐ごま【振(り)駒】
将棋で、先手・後手の手番を、5個の歩(ふ)を盤上に振り、その結果によって決めること。「歩兵」と書かれた表が多ければ振ったほうが先手、「と」と書かれた裏が多ければ相手が先手になる。
まち‐ごま【待(ち)駒】
将棋で、相手の王将の逃げ道を予測して、先にその道をふさぐように自分の駒を打っておくこと。また、その駒。
みはる‐ごま【三春駒】
1 三春地方に産した馬。洋種の馬が輸入されるまで、南部駒とともに全国に知られた。 2 郷土玩具の一。三春地方に産する、彩色した木製の馬。
むだ‐ごま【無駄駒/徒駒】
将棋で、指しても役に立たない駒。
もち‐ごま【持(ち)駒】
1 将棋で、相手からとって自分の手もとに持ち、いつでも使用できる駒。手駒。 2 いつでも必要なときに使えるように用意してある人や物。「あのチームは—が足りない」
もちづき‐の‐こま【望月の駒】
平安時代以降、毎年陰暦8月の望月のころ、諸国から献上した馬。「あふさかの関の清水に影見えて今やひくらむ—」〈拾遺・秋〉
わか‐ごま【若駒】
若い馬。春駒。《季 春》「—の親にすがれる大き眼よ/石鼎」