そそ・る
[動ラ五(四)] 1 ある感情・行動を起こさせる。さそう。「冒険心を—・る」「涙を—・る」「食欲を—・る」 2 そびえたつ。「天—・り高き立山」〈万・四〇〇三〉 3 ゆする。ゆり動かす。また、ゆ...
袖(そで)に湊(みなと)の騒(さわ)・ぐ
港に波が打ち寄せて騒ぐように、袖に涙がひどく流れる。「思ほえず—・ぐかなもろこし舟の寄りしばかりに」〈伊勢・二六〉
たち‐さわ・ぐ【立(ち)騒ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「たちさわく」》 1 風・波などが立って激しい音をたてる。「波が—・ぐ」 2 ㋐ひどく騒ぐ。騒ぎたてる。「群衆が—・ぐ」 ㋑激しく動く。「胸が—・ぐ」
辰巳(たつみ)天井(てんじょう)
相場格言の一。干支(えと)にちなんでその年の相場展開を言い表したもの。辰年と巳年は高値を付けるの意。→天井3 [補説]「午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い...
とき‐め・く【時めく】
[動カ五(四)] 1 よい時勢にめぐりあって栄える。時を得てもてはやされる。「今を—・く小説家」 2 特に目をかけられてはぶりがよくなる。寵愛(ちょうあい)される。「すぐれて—・き給ふありけり」...
とよ・く
[動カ四]やかましく騒ぐ。「唯、海外(わだのほか)の荒ぶる俗(ひとども)、—・くこと未だ止まず」〈崇神紀〉
とり‐おろ・す【取(り)下ろす】
[動サ五(四)] 1 上にあるものを取って下に置く。「棚から品物を—・す」 2 貴人の前から物を下げる。「さらば、(オ膳カラ)—・して…とてまかなひ騒ぐほどに」〈枕・九九〉 3 垂れ下がった髪の...
とりたて‐て【取(り)立てて】
[副]特別のものとして取り上げて。特に問題や話題として。多く、あとに打消しの語を伴って用いる。「—騒ぐほどのことでもない」
どっぱ‐さっぱ
[副](「とっぱさっぱ」とも)せわしく立ち騒ぐさま。あわただしく急ぐさま。「日比は—とどしめけど」〈浄・忠臣蔵〉
どっぴ
[副]大声をあげたりして騒ぐさま。「さまざまの者を内へ取り込んで、——と騒ぐやら」〈滑・浮世風呂・前〉