鬼神(きじん)に横道(おうどう)なし
鬼神2は正道をはずれたことはしない。
きちく‐もの【鬼畜物】
能の分類の一。鬼神・畜類・天狗(てんぐ)などをシテとする曲。五番目物の一種。→五番目物
き‐びょう【鬼病】
鬼神にとりつかれたかと思われるような奇妙な病気。「忽ちに—に遇ひて死去せし時に」〈万・三六八八・題詞〉
くう‐せつ【空説】
何の根拠もない説。「鬼神に接し幽霊を見るが如き—を信じて」〈福沢・福翁百話〉
くはんだ【鳩槃荼】
《(梵)kumbhāṇḍaの音写。「くばんだ」とも》増長天の眷属(けんぞく)で、人の精気を吸う鬼神。鳩槃荼鬼。鳩槃荼夜叉神。
くんこう‐せいそう【焄蒿悽愴】
香気が立ちのぼって人の心を恐れおののかすこと。鬼神の気の形容。
け‐にん【化人】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)を救うために仮に人の姿になったもの。化身(けしん)。 2 鬼神・畜生などが人に化けたもの。化け物。〈日葡〉
高明(こうめい)の家(いえ)鬼(き)その室(しつ)を瞰(うかが)う
《揚雄「解嘲」から》鬼神は人の満ち足りているのを憎み、高貴の家をうかがって害を加えようとする。
こ‐べしみ【小癋見】
能面の一。癋見の一種。地獄の鬼神を表し、「鵜飼」「野守」などの後ジテに用いる。
ごほう‐ぜんじん【護法善神】
仏法を守護する鬼神。梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしゃくてん)・四天王・十二神将・十六善神・二十八部衆など。護法神。