とりい‐しょうじ【鳥居障子】
清涼殿の台盤所から鬼の間まで立て渡した衝立(ついたて)障子。柱の上部が鳥居の形をしている。
とり‐ぶすま【鳥衾】
大棟(おおむね)または隅棟(すみむね)などの鬼瓦の上に、反って長く突き出した円筒状の瓦。雀瓦。
とんだ霊宝(れいほう)
江戸両国で興行された見世物の一。三尊仏・不動明王・鬼などを乾魚や乾大根で細工し見世物としたもの。転じて、とんだこと、の意にいう。「ぬしは—だね」〈洒・広街一寸間遊〉
ドラキュラ【Dracula】
アイルランドの作家ブラム=ストーカーの怪奇小説。1897年作。また、その主人公の吸血鬼の名。ルーマニアのトランシルバニア地方に伝わる吸血鬼伝説を基にしたもの。
な【儺】
疫鬼を追い払う行事。追儺(ついな)。鬼遣らい。「晦日(つごもり)の日になりて、—といふもの試みるを」〈かげろふ・上〉
ないたあかおに【泣いた赤鬼】
浜田広介による童話。人間と友だちになりたい赤鬼と、彼が人間と仲良くなれるよう悪者役を引き受ける青鬼の友情と別れを描く。 [補説]昭和8年(1933)の児童誌初掲載時の題は「おにのさうだん」だった...
なぐれ
《動詞「なぐれる」の連用形から》 1 横にそれること。「其の拍子に風の—で奴等の上の釣洋灯(つりランプ)がぱっと消えた」〈鏡花・歌行灯〉 2 おちぶれること。身持ちが悪くなること。また、その者。...
なつ‐ぎく【夏菊】
6月から7月ごろにかけて花が咲く菊の品種の総称。小輪の八重咲きが多い。《季 夏》「—に露をうったる家居かな/鬼貫」
ななつ‐げ【七つ毛】
手足の指に生えた柔らかい毛。「—の蚊に苦しむや足疾鬼」〈五元集〉
なま‐はげ【生剝げ】
《「なま」は「なもみ」の意》秋田県男鹿(おが)地方などで、陰暦正月15日夜(近年は多く大みそか、または陽暦1月15日)に行われる行事。数人の青年が蓑(みの)・仮面などで鬼の姿をし、木製の大包丁・...