ぎ【魏】
古代中国の国名。 戦国七雄の一。晋の六卿の一として勢力を拡大、韓氏・趙氏とともに晋を滅ぼし、その領土を3分。前403年、文侯のとき周の諸侯に列せられ、現在の山西省南部から河南省北部を領有。都は...
ぎ‐ぎ【巍巍/魏魏】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 山などの高く大きいさま。「—たる岩山」 2 徳の高く尊いさま。「神徳—たり」〈栄花・鳥の舞〉
ぎし【魏志】
中国の歴史書「三国志」のうち、魏の国に関する史実を記した部分の通称。30巻。「蜀志(しょくし)」「呉志」とともに、晋の陳寿の著。魏書。
ぎしょ【魏書】
中国の二十四史の一。後魏の歴史を記した書。北斉(ほくせい)の文宣帝の勅命で、魏収の撰。554年に成立。帝紀12、列伝92、志10の全114巻。後魏書。
ぎし‐わじんでん【魏志倭人伝】
魏志にある東夷(とうい)伝の倭人に関する記事の通称。3世紀前半ごろの日本の地理・風俗・社会・外交などをかなり詳細に記述している、最古のまとまった文献。
ぎしんなんぼくちょう‐じだい【魏晋南北朝時代】
中国で、後漢が滅亡し、魏・呉・蜀の三国が分立した220年ごろから、隋が全土を統一した589年に至る約370年間の時代。江南に興った南朝の四国と呉・東晋を合わせて六朝(りくちょう)という。