かしら‐だか【頭高】
[名]ホオジロ科の鳥。全長約15センチ。背は栗色で、腹は白い。春に雄は頭頂部とほおが黒くなる。頭の羽毛を立てる習性がある。アジア東部に分布し、日本では冬鳥で、畑や雑木林でみられる。たすずめ。か...
かじ‐まり【梶鞠】
七夕(たなばた)に行う蹴鞠(けまり)の行事。近世は、飛鳥井(あすかい)・難波両流の主催。門人の代表がカジノキの枝に鞠をかけて坪の内(中庭)に持参し、牽牛(けんぎゅう)・織女の二星を祭ったもの。梶...
かすが‐どりい【春日鳥居】
春日大社の一の鳥居に代表される鳥居形式。柱が太く、ころびをつけ、島木・笠木は直線で、端を垂直に切ったもの。
かすみ‐あみ【霞網】
ツグミなどの小鳥猟に用いた、目に見えないような細い糸で作られた張り網。支柱を立てて張り渡し、少し離れると霞のように見える。現在は使用禁止。《季 秋》
霞(かすみ)に千鳥(ちどり)
霞は春のもの、千鳥は冬のものということで、ふさわしくないこと、または、実際にはないことのたとえ。
かず・く【潜く】
《「被く」と同語源》 [動カ四] 1 水中にもぐる。「にほ鳥の—・く池水心あらば君に我(あ)が恋ふる心示さね」〈万・七二五〉 2 水にもぐって、魚や貝などをとる。「伊勢のあまの朝な夕なに—・く...
かぜはくさきにささやいた【風は草木にささやいた】
山村暮鳥の詩集。大正7年(1918)刊。キリストを主題とする人道主義的詩風の作品。
かぞえ‐きれ◦ない【数え切れない】
[連語]数や量が多くて、とても数えることができない。「—◦ないほどの鳥の群れ」
かた‐なき【片泣き/片鳴き】
1 独りで泣くこと。独り泣き。一説に、半泣き、また、ひたすら泣く意とも。「朝妻の避介(ひか)の小坂(をさか)を—に道行く者も偶(たぐひ)てぞ良き」〈仁徳紀・歌謡〉 2 不十分な鳴き方。未熟な鳴き...
かた‐ね【片寝】
1 からだの右側、または左側を下にして寝ること。「—ヲシテ腕ガシビレル」〈和英語林集成〉 2 鳥屋(とや)で一度羽根の生えかわった鷹。かたがえりの鷹。