うぐいす【鶯】
1 スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥。全長は雄が約16センチ、雌が約14センチで、上面は緑褐色、腹部が白く、淡色の眉斑(びはん)がある。東アジアに分布。日本では夏は山地の低木林で繁殖し、冬は平地...
うぐいす【鶯】
狂言。和泉(いずみ)流。梅若殿の家来が、主人のためにある男の秘蔵の鶯を刺そうとして失敗し、主人の太刀まで取られてしまう。 伊藤永之介の小説。昭和13年(1938)刊。東北農民の生活を描いた「...
梅(うめ)に鶯(うぐいす)
取り合わせのよい二つのもののたとえ。
おい‐うぐいす【老い鶯】
夏になっても、さえずっているウグイス。夏うぐいす。残鶯(ざんおう)。老鶯(ろうおう)。《季 夏》「山門の日に—のこだまかな/石鼎」
かかんおう【花間鶯】
末広鉄腸による政治小説。「雪中梅」の続編。明治20年(1887)、明治21年(1888)に上下2巻で刊行。
こう‐おう【黄鶯】
コウライウグイスの別名。
こうらい‐うぐいす【高麗鶯】
スズメ目コウライウグイス科の鳥。全長26センチくらい。全体に黄色で、尾や翼の先、目から後頭部にかけて黒い。中国・朝鮮半島・東シベリアに分布。日本では迷鳥。鳴き声がよい。ウグイスとは別種。黄鶯(こ...
ざん‐おう【残鶯】
春が過ぎてもまだ鳴いているうぐいす。夏うぐいす。老鶯。《季 夏》
しゅん‐おう【春鶯】
《連声(れんじょう)で「しゅんのう」とも》春を告げるウグイス。
しん‐おう【新鶯】
初春に里に降りて来てさえずるウグイス。