代表的な性病。病原体はトレポネマ‐パリズムで、主に性行為により感染し、母親から胎児に感染することもある。約3週間の潜伏期を経て発病し、陰部にしこり・潰瘍 (かいよう) ができる(第1期)。3か月ほどたつと全身の皮膚に紅斑や膿疱 (のうほう) が出たり消えたりし(第2期)、3年目ごろになると臓器・筋肉・骨などに結節やゴム腫を生じ、崩れて瘢痕 (はんこん) となる(第3期)。10年目ごろには脳などの神経系や心臓・血管系も冒され、進行麻痺や脊髄癆 (せきずいろう) がみられる(第4期)。シフィリス。瘡毒 (そうどく) 。