あお‐いととんぼ【青糸蜻蛉】
トンボ目アオイトトンボ科のトンボ。湿原に多くみられ、体長3.8センチくらい。金属光沢のある緑色で、白粉を帯びる。イトトンボに似るが、翅(はね)の脈が細かい。
あおいとり【青い鳥】
《原題、(フランス)L'Oiseau Bleu》メーテルリンク作の戯曲。1908年初演。翌1909年刊。チルチルとミチルの兄妹が、幸福の象徴「青い鳥」を妖精に導かれて探し歩き、最後にわが家で見...
あおい‐どもえ【葵巴】
紋所の名。葵(フタバアオイ)の葉3枚を巴形にかたどったもの。徳川氏の紋。三つ葉葵。
あおいドレスのマルガリータおうじょ【青いドレスのマルガリータ王女】
《原題、(スペイン)La infanta Margarita en azul》ベラスケスの絵画。カンバスに油彩。スペイン国王フェリペ4世の、当時8歳の娘マルガリータが青いドレスをまとった肖像画。...
あおいのうえ【葵の上】
源氏物語の女主人公の一人。光源氏の最初の妻。六条御息所(みやすどころ)の生き霊に苦しめられ、夕霧を出産後、急死。 謡曲。四番目物。源氏物語による。世阿弥が古作を書き改めたもの。 箏曲。山田...
あおいはな【青い花】
《原題、(ドイツ)Heinrich von Ofterdingen》ノバーリスの未完の小説。1802年刊。無限へのあこがれの象徴としての青い花を求めて旅をする物語。ドイツロマン派の詩の精神と愛を...
あおいへび【蒼い蛇】
戸川昌子の長編小説。昭和44年(1969)刊。
あおい‐ぼん【葵盆】
鉋(かんな)の削り跡を残した板に、薄黄色の漆を塗った盆。
あおい‐まつり【葵祭】
「賀茂(かも)の祭」に同じ。《季 夏》「桐の花—はあすとかや/碧梧桐」
あおいむぎ【青い麦】
《原題、(フランス)Le blé en herbe》コレットの小説。1923年刊。ブルターニュ地方の海辺の自然を背景に、幼なじみの少年少女の恋と性への目覚めを描く。