そそり‐た・てる【そそり立てる】
[動タ下一][文]そそりた・つ[タ下二] 1 ある気持ちをしきりに起こさせる。あおり立てる。「好奇心が—・てられた」 2 おだてあげる。騒ぎたてる。「瑞相(ずいさう)めでたしめでたしと—・つれば...
そで【袖】
1 衣服の身頃(みごろ)について、両腕を覆うもの。和服ではたもとの部分を含めていう。「—をたくしあげる」 2 建造物・工作物などの本体の両わき、または片方にあるもの。門のわきの小さな門、机のわき...
そや・す
[動サ五(四)] 1 おだてあげる。そそのかす。「褒(ほ)め—・す」「横町も表もお前の手下だよと—・すに」〈一葉・たけくらべ〉 2 はやしたてる。ひやかす。「浮気烏と—・されて」〈浄・女腹切〉
そら‐ざま【空様/空方】
1 空の方向。上の方。上向き。「馬は、…首を—につとあげると」〈芥川・偸盗〉 2 あおむけ。「女は身を—に、両手に握った手綱をうんと控えた」〈漱石・夢十夜〉
たく・る
[動ラ五(四)]《手繰る意から》 1 衣服の袖や裾などをまくり上げる。たくしあげる。たくりあげる。「シャツの袖を—・る」 2 無理に奪い取る。引っ張って取る。ひったくる。「御堪忍とすがり付き、...
たぐ・る【吐る】
[動ラ四] 1 口からはく。へどをはく。もどす。「口より—・れる物を以て」〈神代紀・上〉 2 せきをする。また、こみあげる。「老泣きに—・り上げたる持病の痰火」〈浄・兜軍記〉
た◦げる
[連語]《「てあげる」の音変化》動詞の連用形に付いて、その動作を他の人にしてやる意を表す。俗な言い方。「服を買っ—◦げる」
たこ‐あげ【凧揚げ】
たこを空高くあげること。また、その行事。《季 春》
たこ‐からげ【蛸絡げ】
蛸が足をあげた姿のように、着物の裾の周囲をまくりあげること。
たたき‐あ・げる【叩き上げる】
[動ガ下一][文]たたきあ・ぐ[ガ下二] 1 たたいてつくりあげる。「漆喰(しっくい)で—・げた二坪程の土間に」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 下積みの苦労を重ねて技量を磨き、一人前になる。「見習...