あん‐こ
《「あねこ」の音変化》伊豆大島で、娘のこと。
あん‐こ【餡こ】
1 餡(あん)のこと。 2 膨らみをもたせたり、形を整えたりするために、中に詰めるもの。あん。「グローブの—」
あん‐こ【安固】
[名・形動]しっかりと安定していること。また、そのさま。「地位も—ではなく」〈白鳥・何処へ〉
あん‐こ【鮟鱇】
「鮟鱇形(あんこがた)」に同じ。
あん‐こう【安康】
平和で安らかなこと。安穏。書簡で、相手の健康・繁栄などを祝うあいさつの言葉としても用いる。「御—の段」「国家—」
あん‐こう【暗紅】
黒みがかったあかい色。黒ずんだ紅色。「暗緑と—を混ぜ合わした様な若い芽が」〈漱石・それから〉
あん‐こう【暗香】
どこからともなくにおってくる香り。やみに漂う花の香り。多く詩などで梅の香りをいう。
あん‐こう【暗窖】
暗い洞窟(どうくつ)。「何者か—の中へ降りていったのであろう」〈漱石・幻影の盾〉
あん‐こう【暗溝】
「暗渠(あんきょ)」に同じ。
あん‐こう【鮟鱇】
1 アンコウ目アンコウ科の海水魚の総称。キアンコウ(ホンアンコウ)とアンコウ(クツアンコウ)の2種がある。全長約1メートル。大きな口をもち、体は縦扁し、丸く、尾は小さい。骨は軟骨が多く、肉は弾力...