鬼(おに)とも組(く)・む
《「組む」は組み打ちするの意》 1 非常に強そうに見えることのたとえ。 2 強いばかりで少しも人情を解しないことのたとえ。
むかし‐づくり【昔作り】
1 古風な作り方。「殿の造り様、初めは古体の—なりしかば」〈栄花・浅緑〉 2 古風な気質。昔かたぎ。「余所(よそ)の親のやうに—で堅いばかりなれば」〈浮・禁短気・三〉
げん‐よう【眩耀】
[名](スル)まばゆいばかりに光りかがやくこと。まぶしくて目がくらむこと。また、目をくらますこと。「人の目を—する」
せんそう‐あめい【蝉噪蛙鳴】
蝉(せみ)や蛙(かえる)がうるさく鳴き騒ぐこと。転じて、騒がしいばかりで、何の役にも立たないことや、議論・文章のへたなことのたとえ。蛙鳴蝉噪。「—の論」
脛脛(すねはぎ)の伸(の)びた奴(やつ)
背が高いばかりで、役に立たない者をののしっていう言葉。「やいそこな—ぢゃと仰せて御座る程に」〈鷺流狂・萩大名〉
だいほんえい‐はっぴょう【大本営発表】
1 太平洋戦争中、大本営が国民に向けて発表した、戦況に関する情報。末期には、戦況が悪化しているのにもかかわらず、優勢であるかのような虚偽の発表をくり返した。 2 転じて、政府や有力者などが発表す...
ま‐ばゆ・い【目映ゆい/眩い】
[形][文]まばゆ・し[ク] 1 光が明るすぎて、まともに見られない。まぶしい。「—・い朝の光」 2 まともに見られないほどきらびやかで美しい。「—・いばかりの宮殿」 3 恥ずかしい。てれくさい...
百里(ひゃくり)の海(うみ)も一夫(いっぷ)に飲(の)ましむる能(あた)わず
《「尉繚子」治本から》どんなに広い海の水でも、飲み水としては一人の渇(かつ)をいやすにも足りない。大きいばかりが能ではないというたとえ。
かんかん‐ばかり【看貫秤】
台秤(だいばかり)のこと。看貫の際に用いられたのでいう。