おお‐うちがり【大内刈(り)】
柔道の足技の一。相手の体勢を崩し、重心のかかっている足のひざの裏側へ自分の足を内側から掛け、刈るように倒す足技。
おお‐うちき【大袿】
裄(ゆき)・丈(たけ)などを大きく仕立てた袿。禄(ろく)として与えられるもので、着るときは普通の袿に仕立て直す。
おおうち‐ぎり【大内桐】
1 紋所の名。五七(ごしち)の桐。 2 名物切れの一。花色の繻子(しゅす)地に五七の桐紋を織った金襴(きんらん)。大内義隆が明(みん)にあつらえたのでこの名がある。大内裂(ぎれ)。
おおうち‐しゅご【大内守護】
皇居を守護した職名。平安中期以後に設置され、武家が世襲して承久の乱のころまで存続した。
おおうち‐じゅく【大内宿】
福島県南西部にあった宿場町。大内峠(標高900メートル)の南の山あいにあり、会津若松と日光今市とを結ぶ会津西街道(下野(しもつけ)街道)の宿駅として栄えた。茅葺(かやぶ)き民家などが残り、国の重...
おおうち‐ぬり【大内塗】
山口県に産する漆器。椀(わん)および盆が主で、ベンガラ塗りに黄緑の彩漆(いろうるし)で秋草を描き、菱形(ひしがた)の切り箔(はく)をはったもの。大内義隆の奨励によって始められたといわれる。
おおうち‐ばん【大内版】
室町時代、周防(すおう)の大内氏が出版した古版本。山口版。大内本(おおうちぼん)。
おおうち‐びし【大内菱】
1 唐花菱(からはなびし)の一種。凹凸のある花菱。 2 江戸中期、元禄(1688〜1704)のころ流行したヒシの花の形の染め文様。周防の領主大内家の紋がヒシであったところからの名。
おおうち‐びと【大内人】
伊勢神宮などで供御(くご)のことをつかさどった官人。
おおうち‐やま【大内山】
京都市仁和(にんな)寺の北にある山。宇多天皇の離宮が置かれた所。 皇居のこと。