おとこ‐むき【男向き】
男に適していること。また、そのもの。「—の仕事」→女向き
おとこ‐むすび【男結び】
ひもの結び方の一。右の端を左の下に回して返した輪に、左の端を通して結ぶもの。もろむすび。→女結び
おとこ‐めかけ【男妾】
情夫として女に養われている男。
おとこめし【男郎花】
オトコエシの別名。
おとこ‐めん【男面】
能面の分類の一。老人以外の男性に扮(ふん)するときに用いるもの。中将・平太・邯鄲男(かんたんおとこ)・喝食(かっしき)・怪士(あやかし)・痩男(やせおとこ)など。→女面
おとこ‐もじ【男文字】
1 「男手(おとこで)2」に同じ。「—の手紙」→女文字 2 「男手3」に同じ。→女文字「言(こと)の心を—に様(さま)を書き出だして」〈土佐〉
おとこ‐もち【男持ち】
大人の男性が使うように作った品物。男物。「—の財布」⇔女持ち。
おとこ‐もの【男物】
1 男性が身につけたり、持って歩いたりするのにふさわしく作った品物。「—の時計」⇔女物。 2 能で、主人公が現実の男性であり、面をつけないで男舞か斬り合いを最後に演じる劇的な作品。
おとこ‐ものぐるい【男物狂い】
能で、男の物狂いを主人公とする曲。「高野(こうや)物狂」「蘆刈(あしかり)」「弱法師(よろぼし)」「歌占(うたうら)」「木賊(とくさ)」「土車(つちぐるま)」の6曲。→女物狂い →物狂い能
おとこ‐やく【男役】
1 演劇・映画などで、男に扮(ふん)する役。男形(おとこがた)。 2 男が務めるべき役。男にふさわしい役目。