さいそく‐がまし・い【催促がましい】
[形][文]さいそくがま・し[シク]いかにも催促するようである。「—・い話ですが」
さしで‐がまし・い【差(し)出がましい】
[形][文]さしでがま・し[シク]必要以上に、他人のことに関与しようとする。出過ぎた感じである。「—・いことを言うようですが」 [派生]さしでがましさ[名]
じゆう‐がまし・い【自由がましい】
[形]いかにも勝手である。わがままである。「—・うござりますがお早くお願ひ申します」〈伎・覗機関〉
ねだり‐がまし・い【強請りがましい】
[形][文]ねだりがま・し[シク]いかにもねだるようである。ゆするようである。「—・く催促する」
はじ‐がまし・い【恥じがましい】
[形][文]はぢがま・し[シク]恥ずかしい。外聞が悪い。また、恥ずかしそうだ。「婦人の独り—・う控えたる」〈紅葉・金色夜叉〉 「御婿取の—・しき事」〈落窪・二〉
はれ‐がまし・い【晴れがましい】
[形][文]はれがま・し[シク] 1 表立って華やかである。晴れやかで誇らしげである。「—・い席に着く」「授賞式に臨む—・い姿」 2 表立ちすぎていて気恥ずかしい。「こんな大層な集まりは—・い」...
ひと‐がまし・い【人がましい】
[形][文]ひとがま・し[シク] 1 一人前に見えるさま。人並みらしい。「斯様(こんな)ものさえ—・くそのようにお話して下さいますのが」〈木下尚江・良人の自白〉 2 相当の人物らしく見えるさま。...
みだり‐がまし・い【濫りがましい/猥りがましい】
[形][文]みだりがま・し[シク]「みだりがわしい」に同じ。「側へ参って—・い話をしかけますから」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 [派生]みだりがましさ[名]
みれん‐がまし・い【未練がましい】
[形][文]みれんがま・し[シク]思い切りが悪い。あきらめが悪い。未練たらしい。「—・くぐちを言う」 [派生]みれんがましさ[名]
よう‐がまし・い【様がましい】
[形][文]やうがま・し[シク]《中世・近世語》 1 もったいぶっている。いわくありげである。「御下向なからんもなかなか—・しかるべし」〈盛衰記・四一〉 2 条件や注文がやかましい。うるさい。「...