きじのお‐しだ【雉の尾羊歯】
キジノオシダ科の常緑、多年生のシダ。暖地の樹林下に生える。高さ約60センチ。塊状の根茎から葉を束生し、栄養葉は羽状に分かれている。胞子葉は直立し、線形の羽片に胞子嚢(ほうしのう)群が線状につく。
雉(きじ)の草隠(くさがく)れ
雉が草の中に頭だけ隠して尾を出したままでいること。一部分だけ隠して、隠れているつもりでいること。頭隠して尻(しり)隠さず。雉の隠れ。
きじ‐はた【雉羽太】
ハタ科の海水魚。岩礁にすみ、全長約40センチ。体色は紫褐色の地に橙(だいだい)色の円点が多数散在する。本州中部以南に分布。美味。あこう。あこ。
きじ‐ばと【雉鳩】
ハト科の鳥。全長33センチくらい。全体にぶどう色をし、肩と翼に赤褐色のうろこ模様があり、首の両側に灰青色の横縞がある。アジアに分布。日本では留鳥として平地や山地の林にすむ。デデッポーポーと鳴く。...
きじ‐びき【木地挽き】
木地を粗挽きすること。木地のままで盆・椀(わん)・玩具などの細工をすること。また、その職人。木地屋。
きじ‐ぶえ【雉笛】
狩猟で、雉をおびきよせるために吹く笛。雉の声に似た音を出す。《季 春》
きじ‐ぶん【記事文】
事実の記述を主とする文章。また、その文体。記実文。記事。
きじほんまつ‐たい【紀事本末体】
歴史記述の一形式。一つの事件の始終をまとめて記述する方法。南宋の袁枢(えんすう)が著した「通鑑(つがん)紀事本末」に始まる。
きじ‐まきえ【木地蒔絵】
木地の木目(もくめ)を生かして、漆を塗らずに蒔絵を施すこと。また、そのもの。
キジムカジ【Kizimkazi】
タンザニア東部、ザンジバル島南端の村。かつての古都であり、インド洋交易で栄えた時代に築かれた城壁の一部や12世紀初頭創設のモスクなどが残っている。