き‐どり【気取り】
1 体裁をつくろうこと。もったいぶること。「—のない性格」 2 (現代語では多く接尾語的に用いる)そのものになったつもりで、それらしく振る舞うこと。「芸術家—」「夫婦—」「八人のそこつ者もいっぱ...
きどりはんのじょうにあたうるしょ【気取半之丞に与ふる書】
森鴎外が相沢謙吉の名で発表した文学論。正題「舞姫に就きて気取半之丞に与ふる書」。明治23年(1890)4月、「しがらみ草紙」に掲載。自身が発表した小説「舞姫」に対する、文芸評論家石橋忍月が気取半...
きどり‐や【気取り屋】
体裁ぶる人。とりすました、しゃれ者。
き‐ど・る【気取る】
[動ラ五(四)] 1 体裁をつくろい、もったいぶったり、とりすましたりする。「人前で—・る」「—・った話し方」「—・らない人柄」 2 (「…をきどる」の形で)そのものになった気で、それらしい振る...
きどるい‐げんそ【希土類元素/稀土類元素】
周期表3(ⅢA)族であるスカンジウム・イットリウムおよびランタノイド15元素を合わせた17元素の総称。単体は一般に灰色または銀白色の金属で、化学的性質はよく似ている。レアメタルの一種。希元素とさ...
きどるい‐じしゃく【希土類磁石】
希土類元素を主成分とする永久磁石の総称。ネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石、プラセオジム磁石などがあり、磁力が強いものが多い。ハードディスク、ヘッドホン、各種小型電子機器などに用いられる。レア...
きどるい‐でい【希土類泥】
希土類元素(レアアース)を高濃度に含む泥質堆積物。太平洋の深海底に広く分布。日本では南鳥島近海の水深5000〜6000メートルの海底に存在することが確認された。レアアース泥。
きどるい‐フリー【希土類フリー】
合金や磁石などの材料として、希土類元素を含まないこと。ネオジム磁石に添加されるジスプロシウムのように、とくに重希土類の多くは世界的に希少で分布が偏在し、安定調達が困難なため、汎用的な材料を用いる...
キドロン‐の‐たに【キドロンの谷】
《Kidron Valley》⇒ケデロンの谷
木戸(きど)を突(つ)・く
興行場で、入場を拒む。「いきなり女給さんに—・かれたじゃあございせんか」〈万太郎・みぞれ〉