ご‐とう【梧桐】
《「ごどう」とも》アオギリの別名。《季 夏》「水無月の枯葉相つぐ—かな/石鼎」
こと‐ごと【悉/尽】
《「事事(ことごと)」の意から》あのことも、このこともすべて。あるもの全部。あるかぎり。副詞的にも用いる。「夜はも夜の—昼はも日の—」〈万・一五五〉 「はたこらが夜昼といはず行く道を我は—宮道(...
こてん‐しゅぎ【古典主義】
古代ギリシャ・ローマの作品を規範とし、理性・調和・形式美を追究する芸術思潮。文学では17、8世紀にフランスのラシーヌ・モリエール、ドイツのゲーテ・シラーらによって展開された。美術では、ルネサンス...
コム‐エル‐シュカファ‐の‐カタコンブ
《Catacombs of Kom el Shoqafa》エジプト北部の港湾都市アレクサンドリアにあるカタコンブ。1世紀から2世紀頃に貴族の墓地として建造され、3世紀以降、共同墓地となった。古代...
こてん‐げき【古典劇】
近代劇以前に完成形態をみせた演劇のこと。古代ギリシャ・ローマの悲劇・喜劇、およびその影響を受けて発達した17世紀のフランスのコルネイユ・ラシーヌ・モリエールの演劇などが代表。
こ‐づけ【小付け】
1 大きい荷物の上に、さらにつける小さい荷物。「銭差、合羽、…下駄袋の類は本馬一駄乗りにかぎり貫目外の—とすることを許されていた」〈藤村・夜明け前〉 2 重い負担のある上に、さらに負担を添えるこ...
こてん‐ご【古典語】
1 明治以前の古典に用いられている語で、現代では一般には用いられないか、または意義に変化のある語。古語。 2 古く存在した言語で、現在の文化に至る影響をもつもの。特にヨーロッパで、その文化の基調...
こてん‐こだい【古典古代】
古代ギリシャ・ローマ時代の総称。ヨーロッパ文化の基礎となった古典文化を生んだ時代として、他の古代社会と区別するために用いる。
こめ‐かみ【米噛み】
年少の比丘尼(びくに)。布施としてもらった米を噛み食うところからという。「ちぎりをこめし清林が連れし—」〈浮・一代男・三〉
こっきり
[副]かたい物が突き当たったり折れたりするときの音を表す語。また、そのさま。ぽっきり。「(飴ノ)青や赤の縞になったのを—噛み折って」〈中勘助・銀の匙〉 [接尾]数詞に付いて、物事がそれだけで...