き‐て【来手】
来る人。来てくれる人。「嫁の—がない」
神(かみ)は正直(しょうじき)の頭(こうべ)に宿(やど)る
神は正直な人を守り助けてくれるということ。正直の頭(こうべ)に神宿る。
かき‐くら・す【掻き暗す】
[動サ四] 1 空を曇らし、暗くする。雨や雪が、空が暗くなるほど強く降る。「五月雨(さみだれ)さへ—・し、まことにいぶせかりけるに」〈平家・六〉 2 心を暗くする。悲しみにくれる。「—・す心の闇...
かく・る【隠る】
[動ラ四]《上代語。下二段活用よりも古い》隠れる。「山高み夕日—・りぬ浅茅原後見むために標(しめ)結はましを」〈万・一三四二〉 [動ラ下二]「かくれる」の文語形。
かげ【陰/蔭/翳】
《「影」と同語源》 1 物に遮られて、日光や風雨の当たらない所。「木の—で休む」 2 物の後ろや裏など、遮られて見えない所。裏側。「戸の—に隠れる」「月が雲の—にかくれる」 3 その人のいない所...
かき‐く・れる【掻き暮れる/掻き暗れる】
[動ラ下一][文]かきく・る[ラ下二] 1 (「涙にかきくれる」の形で)ひたすら泣く。「うれし涙に—・れる」 2 空などがすっかり暗くなる。「きのふけふ富士の高嶺は—・れて清見が関に降れる初雪」...
かしき【炊き/爨き】
《「かしぎ」とも》 1 飯をたくこと。また、その人・場所。「気の早い家は三時前から—の煙をあげた」〈三島・潮騒〉 2 生活の手段。「喰ってく位(ぐれえ)の—はどんなことをしたってつけてくれる」〈...
かけこみ‐でら【駆(け)込み寺】
1 ⇒縁切り寺 2 何か困ったことがあったときに相談に乗ってくれる人や機関。「トラブルに遭った顧客の—となる」
かし‐もと【貸(し)元】
1 金銭を貸す人。金主。 2 《ばくちにかける金銭を融通してくれるところから》ばくち打ちの親分。
か‐び【加被】
神仏が力を貸して守ってくれること。加護。「もし、神明、仏陀(ぶっだ)の—にあらずは、争(いかで)か反逆の凶乱をしづめんのみ」〈平家・七〉