みなれ‐ざお【水馴れ棹】
水になじんで使いなれたさお。「大井川くだすいかだの—さしいづる物は涙なりけり」〈和泉式部集・上〉
みな‐ひと【皆人】
すべての人。あらゆる人。「—、乾飯(かれいひ)のうへに涙おとしてほとびにけり」〈伊勢・九〉
みて‐くれ【見て呉れ】
《「これを見てくれ」と見せびらかす意から》 1 みかけ。外見。外観。体裁。「—のいい家具」「—ばかりで、中身はひどい」 2 他人の目につくような言動・服装。「世に—をなす人、その世にはいと多かり...
皆(みな)にな・る
全部なくなる。尽きる。「水飯も鮎もすしも、—・りにけり」〈著聞集・一八〉
ま・う【舞う】
[動ワ五(ハ四)] 1 音楽などに合わせて手足を動かし、ゆっくり回ったり、かろやかに移動したりする。「ひと差し—・う」「銀盤に—・うスケーター」 2 円形を描くようにして空を飛ぶ。空中をただよい...
マーク‐とう【マーク島】
《Ko Mak》タイ南東部、カンボジアとの国境に近いタイランド湾東部に浮かぶ島。チャーン島とクート島の間に位置する。白い砂浜と遠浅の海岸に囲まれ、北西部と南西部に海岸保養地がある。スノーケリング...
むら‐しば【叢柴】
群がり生えた、小さな雑木。「御狩する片岡山の—に降るべかりけり今日の霰(あられ)は」〈拾玉集・一〉
ふすまじ‐を【衾道を】
[枕]地名「引手の山」にかかる。かかり方未詳。「衾道」を地名と見なし、これを枕詞とはしない説もある。「—引手の山に妹(いも)を置きて山道(やまぢ)を行けば生けりともなし」〈万・二一二〉
ふだ‐おさめ【札納め】
1 年末に、その年のお札を社寺に返納すること。また、そのお札を集めて焼く行事。おさめふだ。《季 冬》「大香炉火を噴きにけり—/青邨」 2 巡礼などが、神社・仏閣などに参詣したしるしとしてお札を納...
ふすま【衾/被】
布などで長方形に作り、寝るときにからだに掛ける夜具。綿を入れるのを普通とするが、袖や襟を加えたものもある。現在の掛け布団にあたる。《季 冬》「着てたてば夜の—もなかりけり/丈草」